
@cosme、2026年下半期の美容トレンド予測を発表 「まるごと日差し対策」「血色パンダチーク」など6つのキーワード
株式会社アイスタイルは2026年5月20日、「@cosmeベストコスメアワード2026下半期トレンド予測」を発表しました。
この予測は、@cosmeメンバーのクチコミや店舗売上データ、ユーザーアンケートなどを分析し、生活者の意識変化と美容プラットフォーマーとしての知見から導き出されたものです。
下半期のNEXTトレンドキーワードとして、「まるごと日差し対策」「血色パンダチーク」「ガジェ美スキンケア」「仕込みフィルター肌」「推し事美容」「サプリ水」の6つが挙げられています。
@cosmeが発表した2026年下半期の美容トレンド予測
@cosmeは、毎年恒例の「@cosmeベストコスメアワード」に関連して、クチコミや売上データ、ユーザーアンケートなど多角的な情報源から分析を行い、美容トレンドを予測しています。
今回発表された2026年下半期のトレンドキーワードは以下の6点です。
まるごと日差し対策
血色パンダチーク
ガジェ美スキンケア
仕込みフィルター肌
推し事美容
サプリ水
これらのキーワードは、生活者の美容意識の変化を捉え、今後の市場を動かす可能性を秘めています。

「まるごと日差し対策」の進化
地球温暖化による「二季化」の進行に伴い、早くから夏のような暑さが訪れる中で、「暑さ・紫外線対策」に関する購買行動に変化が見られます。
特に注目されるのは、定番アイテムであるサングラスと日焼け止めの進化です。サングラスはコンビニや大手アパレルでの販売が拡大し、2026年4月のアンケートでは約33.2%の人が「目からの紫外線対策としてサングラスを使用することが以前よりも増えた」と回答しました。株式会社ジンズによると、今年3月のサングラス売上は昨年比で伸長しているとのことです。

日焼け止め市場も拡大しており、インテージのデータによると、2022年10月~2023年9月の710億円から、2024年10月~2025年9月には836億円へと、2年前比で118%の伸長を記録しました。
(出典:インテージ「知るギャラリー」日焼け止め市場に関する記事)
これまでのドリンク、スティック、パウダー、ミストといった形状の多様化に加え、今年は塗り心地にこだわった「新質感」がトレンドになると予測されています。こうした多様化を背景に、@cosmeのクチコミでは「日焼け止め迷子」というワードの出現率が昨対同期比1.6倍に増加しています(2026年3月末時点)。
日焼け止めの使い方も変化しており、アンケートでは約39.3%の人が「部位によって日焼け止めを使い分けている」と回答し、一人当たりの所有数が増加している状況がうかがえます。
また、約64.7%の人が「紫外線など、夏から蓄積した肌ダメージを感じるようになった/感じることが増えた」と回答しており、アフターケアを含めた総合的な日差し対策への意識が高まっていることが示されています。

「血色パンダチーク」で中顔面短縮メイク
小顔や若見えを目的とする「中顔面短縮メイク」が定着しつつある中で、次の攻略ポイントとして「チーク」が挙げられています。
これまでは涙袋メイクやノーズシャドウ、ハイライトなどで目の下の余白を埋めるメイクが主流でしたが、K-POPアイドル発の「チークで余白を補う」メイクが広がりを見せています。また、「目元・頬・口元」を肌なじみの良いトーンで統一する「ミュートメイク」もトレンドとなりました。

チークをより広範囲に塗り、目元のアイシャドウとの境界を曖昧にするメイクが注目されています。シアーな発色のチークが増えたことで、広範囲に入れても失敗しにくく、初心者でも挑戦しやすい状況です。
ユーザーアンケートでは、全体の約22.2%が「以前よりもチークを広範囲にのせるようになった」と回答し、40代でも約20.1%が同様の傾向を示しています。このことから、目元とチークを繋げるメイクは幅広い世代に受け入れられやすいと考えられます。

2026年新作チークでは、KATE「バウンシーチークシャドウ」(1月発売)やSHISEIDO「カラー+グロウ エンハンサー」(3月発売)といった、チークとアイシャドウ両方に使えるマルチユースな新製品が登場しています。
これらの製品は「統一感が出てかわいい」「目元とチークを繋げるメイクができて優秀」といった声が聞かれ、まるでパンダの目のように目元から頬まで広く色をのせる「血色パンダチーク」が今後注目されそうです。



日常化する「ガジェ美スキンケア」
これまでスペシャルケアの位置づけだった美顔器が、近年は日常的に使用する美容アイテムへと変化しています。
@cosmeのクチコミ分析では、「美顔器」のワード出現率が昨対比1.4倍に増加しています。さらに「美顔器デビュー」が1.2倍、「美顔器初心者」も1.6倍に伸長しており(2026年3月末時点)、生活者の関心の高まりがうかがえます。

この変化の背景には、韓国の美容ブランドMEDICUBEの美顔器の流行があります。韓国版@cosme「GLOWPICK」によると、2023年に同社製品が爆発的に流行し、日本でも広がりを見せています。
パナソニックやヤーマンといった既存ブランドが機能進化を続ける一方で、シンプルな機能で初心者でも使いやすい美顔器も増加傾向です。
デザイン家電メーカーからは「機能・使いやすさ・デザインと手に取りやすい価格のバランスを追求した結果、ユーザーの裾野が拡大している」という見解が示されています。また、大手家電量販店からは「シンプルな機能の製品が好まれる傾向が強い」「美容に対して求められる箇所・パーツが鮮明になり、要望もより具体的になっている」とのコメントがあり、鼻や口腔内などパーツ専用の美顔器も今後注目を集める可能性があります。



美顔器が日常に浸透する中で、新たに「併用するスキンケア」への意識が高まっています。ユーザーアンケートでは、美顔器購入経験者のうち約25.1%が「美顔器を使うときは、どんなスキンケア化粧品と組み合わせるかが大事だと思う」と回答しています。
同時に約31.5%が「美顔器を使用する際のスキンケアアイテムがわからない」と回答しており、情報提供による新たな需要創出の余地があると考えられます。


その他のトレンドキーワード
今回のトレンド予測では、上記3つのキーワードのほかに、以下の3つのキーワードも挙げられています。
仕込みフィルター肌: 肌の土台を守る「お守りスキンケア」に注目が集まり、特に環境ストレスによる「赤みケア」のニーズが高まっています。ベースメイクでは、赤みカバーのためのコントロールカラー使用者が約4割に上り、毛穴や赤みを自然にカバーするファンデーションも登場しています。
推し事美容: 「推し活」市場の拡大に伴い、約6割が「推し活をしている」と回答し、そのうち約3割が「推しに関連するものにはお金を惜しまない」と回答しています。約4割が「推しを始めるために特別なケアをする」と答えるなど、「推し」をモチベーションにした美容「推し事美容」が広がりを見せています。
サプリ水: サプリメントによるインナーケアが定着する中で、「水」への注目が高まっています。ビタミンCやたんぱく質など「+αの機能」を備えた水が続々と登場し、約4割の人が「白湯や常温などの飲み方に気をつけている」「1日の目標量を決めてこまめに飲んでいる」と回答しており、機能性のある水がさらに普及する可能性があります。
調査概要
本トレンド予測は、以下の調査に基づいています。
化粧品に関するアンケート
方法: WEBアンケート方式
対象: @cosmeプロデュースメンバー/女性/15~69歳
有効回答数: 5,695人
調査元: 株式会社アイスタイル
実施日: 2026年4月21日(火)~4月22日(水)
クチコミ分析
分析名: @cosmeに投稿されたクチコミ(テキスト)
方法: テキストマイニング
対象: 2025年4月1日~2026年3月31日に購入品として投稿されたクチコミ(比較対象として2025年度および2022年度同期)
調査元: 株式会社アイスタイル
このプレスリリースに関する詳細は、以下の株式会社アイスタイル公式ページをご覧ください。




















