SNS美容情報を信頼する若者約7割、しかし4割以上が肌トラブル経験 アイシークリニック調査で判明

tokila編集部

医療法人社団鉄結会アイシークリニックは2026年5月29日、全国の20〜30代の男女300名を対象としたSNS美容情報に関する意識と行動の実態調査の結果を公開しました。

本調査により、若年層の約7割がSNS美容情報を信頼しているものの、その情報の真偽を確認する人は2割強に留まる実態が明らかになりました。また、TikTokなどで話題になった美容法を試した人の4割以上が肌トラブルを経験していることも判明しています。

若者の約7割がSNS美容情報を信頼、しかし真偽確認は2割強

調査によると、SNS(TikTok、Instagram、X、YouTube)で見かける美容情報を「とても信頼している」「やや信頼している」と回答した人は合わせて68.7%に上りました。特に20代前半では信頼度がさらに高くなる傾向が見られます。

SNS美容情報への信頼度

一方で、SNSで見た美容情報を実践する前に、その情報の真偽を「必ず確認する」「だいたい確認する」と回答した人は合計23.0%に留まっています。77.0%の人が十分な確認をせずにSNS美容情報を実践している実態が浮き彫りになりました。

情報の真偽確認の有無

TikTok発美容法で肌トラブル4割超、セルフほくろ除去検討者も3割以上

TikTokやInstagramで話題になった美容法(氷水洗顔、レモン汁パック、歯磨き粉ニキビケアなど)を試した経験者のうち、42.3%が「効果は感じなかった」または「肌トラブルが起きた」と回答しました。特に「肌トラブルが起きた」と回答した人は17.7%に達しており、医学的根拠の乏しい美容法のリスクが示されています。

話題の美容法の実践経験と結果

また、セルフほくろ除去(もぐさ、除去クリーム、レーザーペンなど)の情報を見たことがある人は65.7%に上り、そのうち31.7%(全体の20.8%)が実践または検討した経験があることが判明しました。悪性腫瘍の見逃しや感染症のリスクを伴う危険な行為への関心が高い現状が示されています。

セルフほくろ除去への関心

信頼できる情報源は医療機関が最多、SNSインフルエンサーも僅差で続く

美容情報を得る際、最も信頼できる情報源として「医療機関・クリニックの公式サイト」を挙げた人が28.7%で最多となりました。しかし、「SNSのインフルエンサー・美容系アカウント」を信頼する人も22.3%と僅差で続いており、医学的根拠のない情報発信者への信頼度が高い現状がうかがえます。

信頼できる美容情報源

皮膚科医が警鐘を鳴らすSNS美容情報のリスクと見極め方

アイシークリニックの髙桑康太医師は、SNSで拡散される美容情報の多くは医学的根拠が不十分であり、特にセルフほくろ除去は絶対に行ってはならない危険な行為であると警鐘を鳴らしています。同医師は、ほくろの中には悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんが隠れている場合があり、自己判断での除去はがんの見逃しにつながる可能性があると指摘しています。

また、氷水洗顔やレモン汁パックなどの「話題の美容法」についても、日本皮膚科学会では推奨されていないと述べています。極端な温度刺激は毛細血管拡張や赤ら顔の原因となる可能性があり、柑橘類の成分は光毒性により色素沈着を引き起こすリスクがあるためです。

SNS美容情報を見極める3つのポイント

髙桑医師は、正しい美容情報を得るために以下の3点を確認することが重要だと説明しています。

  • 発信者のプロフィールを確認し、医師・医療資格者かどうかを確認する

  • 具体的な医学文献やガイドラインへの言及があるかをチェックする

  • リスクや副作用についての説明があるかを確認する(ない場合は信頼性が低い)

絶対にやってはいけないセルフ美容行為

  • セルフほくろ除去(もぐさ、クリーム、レーザーペンなど):皮膚がんの見逃し・感染症リスク

  • 針やピンセットによる毛穴・角栓除去:感染症・瘢痕形成のリスク

  • 強酸性・強アルカリ性の自家製パック:化学熱傷・接触性皮膚炎のリスク

正しい皮膚ケアのために:皮膚科医への相談を推奨

医学的根拠のないスキンケアを続けることで、接触性皮膚炎や色素沈着など慢性的な肌トラブルに発展する可能性があります。また、セルフほくろ除去により皮膚がんを見逃し、発見が遅れることで治療が困難になるリスクも指摘されています。

アイシークリニックは、ほくろの大きさ・色・形に変化があった場合、SNSで見た美容法を試して肌トラブルが起きた場合、ニキビや肌荒れがセルフケアで改善しない場合などに、皮膚科医への相談を推奨しています。

アイシークリニックは、皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持つ医師が在籍しており、ダーモスコピー(皮膚拡大鏡)による詳細な診断で、悪性・良性の鑑別を実施しています。新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で、平日夜間・土日も診療を行っています。

診療予約は以下より承っています。

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