@cosmeがクチコミから読み解く2026年6月の美容トレンド発表 「ストレスゼロ」や「疲れ顔」対策に注目

tokila編集部

株式会社アイスタイルは2026年6月26日、日本最大のコスメ・美容総合サイト「@cosme」に投稿されたクチコミデータから、今後の美容トレンドの兆しを発掘するニュースレター「@cosmeのトレンドの芽」No.41 2026年6月版を配信しました。

このニュースレターでは、@cosmeに初登場したワードや出現率が大きく伸長したワードをピックアップし、実際のクチコミを交えて紹介しています。

また、@cosme TOKYOの頭皮ケアアイテム売り上げランキングも公開されました。

@cosmeのトレンドの芽:クチコミが示す最新美容トレンド

@cosmeロゴ

アイスタイル社は、国内外4万以上のブランド、42万点以上の商品データベースと、約2,400万件にのぼる累計クチコミ数を誇る「@cosme」のデータを活用しています。

日本の20代~30代女性の過半数が毎月利用するこのサービスから、同社のリサーチチームがトレンドの兆しを分析し、毎月発表しています。

2026年6月版では、以下のトピックスが挙げられています。

「ストレスゼロ」を求めるコスメ選び

物価高や将来への不安など、先行きが見えにくい時代の中、コスメ選びにおいても「ストレスゼロ」というワードが前月比3.5倍に急増しました。

メイクアップ ストレスゼロ

クチコミでは「するする描けてストレスゼロ」「まぶたに引っかからない」など、使用感の良さがストレスのなさとして評価されています。

肌にも心にも負担のない使い心地が、今後の商品選択における重要な条件となる可能性が示されています。

関連情報として、不安定な時代に「自分のご機嫌をとる」美容が広がっていることが言及されています。

美容における「疲れ顔」対策の急伸

疲労回復を目的としたリカバリーウェア市場が2030年には1,700億円規模となる見込みとされており、疲れとの向き合い方への関心が高まっています。

スキンケア 疲れ顔

この流れはスキンケアやメイクアップアイテムにも広がり、「疲れ顔」というワードが前年同月比1.8倍に伸長しました。

「お疲れ顔が吹っ飛び即買いした」「睡眠不足でも疲れ切った顔にならず保てた」といった声も上がっており、疲れ顔に見せたくないという生活者のニーズがうかがえます。

今後、疲労感を払拭し、元気な印象に見せる化粧品への注目が集まるかもしれません。

首まで広がる本格的なネックケア習慣

手を汚さずに塗れるスティックタイプやローラー一体型アプリケーターなど、手軽に使えるアイテムの登場が影響し、ネックケアアイテムへのクチコミが増加しています。

スキンケア 首専用

「首専用」というワードは前月比3.5倍と急伸。従来エイジングケアの文脈で語られることが多かったパーツですが、20代からのクチコミも見られ、若年層にもニーズが広がっていることが分かります。

手軽なエイジングケア習慣として浸透していく可能性が示唆されています。

「肌ノイズ」レスな「均一感」のある肌へ

毛穴や色むら、凹凸など個別の肌悩みを「肌ノイズ」と表現する動きが見られ、ワードの出現率は前年同月比3.5倍に増加しました。

ベースメイク 肌ノイズ 均一感

また、ベースメイクの肌印象の表現である「均一感」というワードも前月比2.2倍に増加しています。

近年は「透明感」を目的としたラベンダー・ブルー系のコントロールカラーが多用されていましたが、最近では赤みや色むらなどの肌悩みをカバーするためにイエロー・グリーン系を使用する人が増えています。

生活者の現在のベースメイクの理想は「肌ノイズのない均一に整った肌」である可能性が示されています。

「やりすぎ感」回避と「知性」を表現するメイク

もとの肌や唇の色を活かしながら、薄く・淡く盛る「ミュートメイク」が引き続きトレンドであり、クチコミではやりすぎ感が出ず適度に盛れるアイテムが評価されています。

メイクアップ 知性 やりすぎ感

「やりすぎ感」というワード自体も前月比2倍に伸長しました。

また、メイクの仕上がりを「知性」というワードで表現する動きも現れました。これは、「やりすぎ感なく適度に盛る」というメイクの仕上がりへのニーズだけでなく、メイクで「自分はこうありたい」という軸を表現したい気持ちの表れである可能性が指摘されています。

ミュートメイクに関する詳細は、@cosmeの特集記事で確認できます。

梅雨・夏に向けた「落として整えるヘアケア」

最近SNSなどでも見られるようになった「皮膜毛」という用語が、クチコミ内でも確認されるようになり、生活者のヘアケアリテラシーが高まっていることがうかがえます。

ヘアケア プレシャン 皮膜毛

また、「プレシャン」や「ヘアスクラブ」などの関連ワードの出現率も増加しており、髪の汚れをしっかりと落とすケアへの関心が高いことが分かります。

まもなく本格的な梅雨、夏本番を迎えることから、髪のまとまりやべたつき軽減を求めて、「落として整えるケア」アイテムへの注目がより一層集まるかもしれません。

  • ※1 皮膜毛:ヘアケア製品やスタイリング剤に含まれるシリコーン、ポリマー、油脂などが髪の表面に過剰に蓄積した状態。シャンプーの泡立ちにくさ、髪の乾きにくさを引き起こします。

  • ※2 プレシャン:プレシャンプーの略語。通常のシャンプーの前に行う「髪や頭皮の汚れをリセットする下準備」や「その専用アイテム」

@cosme TOKYOの頭皮ケア売り上げランキング

2026年5月1日から5月31日までの集計期間で、@cosme TOKYOにおける「頭皮ケアアイテム」の売り上げランキングが公開されました。

@cosme TOKYO 頭皮ケア売り上げランキング

ランキングには、The Ordinaryの頭皮用美容液や、今年発売されたVTのブラシ一体型ヘアセラムなど、頭皮環境や髪のコンディションを整えることを目的としたスキンケア発想のアイテムがランクインしています。

SABONのヘッドスクラブやukaのスカルプブラシといった、長年支持されているシリーズのアイテムも上位に入りました。

この結果から、ベタつきやニオイへの対策だけでなく、頭皮ケア全般への関心の高さがうかがえます。

@cosmeのトレンド分析を支えるリサーチチーム

株式会社アイスタイルには、@cosmeの膨大なデータを分析し、マーケティングに活用する「リサーチチーム」があります。

アイスタイル リサーチチーム

2,100万件を超えるクチコミはもちろん、アクセスデータや意識調査、インタビューを通して、最新の生活者動向に触れ続けている2名が、毎月のトレンドの芽を分析・ピックアップしています。

同社のリサーチプランナーによる最新コラムも公開されています。

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