種類、色、塗り方…すべてわかる!チークメイクの超基本知識
メイクの仕上がりを左右する、重要な役割を果たすチーク。顔の上下中央に位置するパーツなだけに、自分が思う以上に雰囲気や印象を左右することを知っていますか? 近年は、王道のプレストパウダーの形状だけでなく、練りやリキッドなどの新タイプも続々と登場。形状ごとの特性から、トレンドカラー、なりたいイメージ別の選び方まで、徹底レクチャーします。
顔に華やかさや立体感を出す役割が
ファンデーションを塗れば、ベースメイクはそれなりに整います。でも、どことなく平べったく、のっぺりとした印象に・・・。平面顔は日本人の特性とはいえ、やはり立体的なメリハリ顔になりたいもの。そんなときこそ、チークを活用して! 頬に色を加えるだけで自然な立体感が出る上、血色感や華やかさを表現してくれる効果も。
チークメイクの秘訣は「量」と「範囲」
「メイクに必要だとわかっているけれど、いざ塗れば塗るほど変になる」「いわゆる”おてもやん”みたいになっちゃって、修正できない!」と、チークに苦手意識を持つ人は年齢問わず多いです。簡単そうで実は奥が深いチーク、失敗しないためには、適切な量と範囲を知ることが大事です。
チークの適切な量とは?
パウダーチークの場合
ブラシに粉を含ませた後、一度軽くオフするのがポイント。粉を含んだブラシを、チークケースの角などで軽く打ち、余分な粉を払い落とすとよいでしょう。このひと手間で「つけすぎた!」を防げます。
クリームチークやリキッドチークの場合
チークをとって、そのままベタっと肌にのせるのはつけすぎの元なので絶対NG! 特にリキッドチークの場合、アプリケーターやブラシタイプになっているものがありますが、これをそのまま頬につけたら一巻の終わりです。まずは一度、チークを手の甲にとり、逆の手指の腹でポンポンと少しずつとりながら塗り足して。好みの濃さになるまで少~しずつ、鏡で色合いを見ながら塗るのが正解です。
チークの適切な範囲とは?
パウダーチークをブラシで塗る場合を例に紹介します。基本ですので、個人の骨格やトレンドによって範囲は微調整してください。
上のイラストのように、
2)小鼻と耳たぶの下をつなぐラインより上側
が、チークを入れる範囲の基本です。
ブラシは骨格に沿って内側→外側に動かします。ブラシを2~3度すべらせれば完成です。
ブラシをあてる位置を見極めるのが難しい場合
「ニコっと笑ったときに、一番盛り上がった頬の部分」をブラシの起点にするのが、感嘆で失敗なくチークを入れるコツです。薄づきに仕上げたい場合は、ブラシを外側→内側にすべらせる、という方法もアリ。頬の中央にくっきりと色がつくのを防いでくれます。
また、ひと頃の青文字系ストリート女子メイクのように、「頬の高い位置にクルクルと丸く入れる」という人もいるかもしれません。このメイク法は、チークの主張が強くなりやや幼く見えるので、「大人っぽく見せたい」「ナチュラルに見せたい」人は避けた方がベターです。
大人女子は「潤い感」+「セミマットな発色」を
続いて、大人におすすめしたい2色を紹介。「新しいチークがほしいけれど、どうしよう・・・」と迷っている人、ぜひ参考に。
color1◆ピンク 永遠の定番カラー
ふんわり&ガーリーな雰囲気をつくる「モテメイク」は、男性ウケしたいシーンで使えると引き続き大人気。チークもピンク系は圧倒的な支持を得ています。中でも、コーラル寄りのウォームピンクは、比較的誰にでも似合う「失敗しにくい」カラー。
質感は、パール感が控えめで、セミマットに仕上がるものがおすすめ。サラサラとしたパウダーより、ややウエット感のあるしっとりめなタイプを選べば、カサつくことなく適度に潤った肌に仕上がります。
ピンクチークの入れ方
小鼻の脇からこめかみに向かって、スーッとすべらせるように入れます。このとき、角度をあまりつけず、横方向に楕円形になるように入れると、カジュアルなこなれ感あるメイクが完成します。
逆にNGなのが、まんまるチーク。ピンクは入れ方次第で子供っぽくなりやすいので、なるだけシンプルにすっきりと入れると、大人らしいメイクが完成します。
color2◆ローズ ワーキングガールやコンサバメイク派
エレガントさとラグジュアリー感を湛えた、好感度高めのメイクが完成します。明るすぎないカラーだから肌なじみもよく、ひとつ持っておくと便利。
ローズチークの入れ方
骨格に沿って、ふんわり斜め上方向に。リップやアイシャドウをきちんと塗っている場合は、色を濃くしすぎず引き算メイクを意識すると、おしゃれに決まります。
NG color◆青味、白味の強いペールピンク
青味がかった色をチークとして顔の広範囲に入れると、肌からも浮きやすく、人によっては顔色が悪く見えるケースも。また、白味が強い=ハイライト効果が高いピンクは、強くきつい印象になりがち。似合う人を選び、使いこなすテクニックが必要な色です。
チーク界は、定番のプレストパウダータイプの他、クリームやジェル、リキッドなど、テクスチャーも年々豊富になっています。アイシャドウやリップとの色の掛け合わせを楽しんだり、ツヤ肌やマット肌など、好みの肌感でチークのテクスチャーを使い分けたりと、いろいろな角度から楽しんでみて。
テクスチャーの違いを知って、なりたい肌に
チークといえばパウダー一辺倒だった人も、さまざまなテクスチャーの特性を知って、ぜひ使ってみて。ここでは、テクスチャー別の特徴と、最大限のパフォーマンスを引き出せる使い方を伝授。自分に合うチークを見つけて、自然なのにオーラのあるフェロモン肌を完成させましょう。
パウダーチーク
形状
ふわふわの粉のままのルース状、固められてコンパクトに入ったプレスト状など
特徴
肌タイプを問わないうえ、ムラになりにくく、初心者にも使いやすい
解説
メイクの最後にブラシやパフでつけるのが基本の使い方。粉の軽さをいかした仕上がりは、ずばり「ふんわり弾むマシュマロ肌」。単色カラーの他、グラデーションになった同系色がセットされたパレット、色やパール量の異なる複数色がセットされたパレット、ハイライトやシェーディングも一緒になったものなど、便利で使いやすい製品がたくさん発売されています。パフと一体型になった、いわゆる「ポンポンチーク」も、忙しい朝にはうれしいアイテム。
練りチーク/クリームチーク
形状
コンパクトケースやジャーポット入りのタイプ(指でとって使う)や、スティックタイプ(頬に直塗りできる)など
特徴
パウダーチークより色持ちがよく、鮮やかにくっきりと発色。肌にピタッと密着し、カサつきにくい
解説
「ヘルシーなツヤ肌作りには欠かせない」と、ハマる人も続出のアイテム。ベースメイクを仕上げたら、指にチークをとり、頬に3か所ほど点置きしたらやさしくなじませます。できればその後、乾いたスポンジなどでさらにしっかりとなじませ、輪郭をぼかして。このひと手間で、チークが肌に溶け込むように密着し、”おてもやん”にならず自然に仕上がります。最後にフェイスパウダーかパウダーチークを上にのせると、ヨレにくくなりメイクのキープ力もup!
ジェルチーク/リキッドチーク
形状
外見は、チューブ入りやグロスのようなチップタイプが多い。中身はみずみずしいリキッド状
特徴
水分が多めなので、肌の上で伸ばしやすい半面、一度ムラになると修正が難
解説
ヘルシーマットに仕上がるもの、リキッド状→パール入りでみずみずしいツヤ肌に仕上がるものなど、製品によってさまざま。塗り方はクリームチークと同様、頬に点置きしてくるくるとなじませ、最後にパウダーを重ねれば完成。モノによってはムラづきしやすいタイプもあるので、最後にきちんとスポンジでなじませること。テカリやすい人は事前にきちんと皮脂を抑えておくこともポイント。
各色別・チークの仕上がりイメージはこう違う
チークの色選びはとても重要。ピンク、オレンジ、レッド、ローズ、コーラル、はたまたそれらの中間に位置するような色など、幅広いカラーが展開されています。ここでは色別の仕上がりイメージについて解説します。
ピンク
「ガーリー」、「少女らしさ」、「モテ」などのイメージを体現するにふさわしい色。くすんだ顔色も華やかに見せ、自然な血色感も与えます。いわゆる「どピンク」よりも、肌なじみのよいコーラル系やベージュ系、ローズっぽい色みを選べば、肌浮きせず失敗もありません。オフィスにデート、どんなシチュエーションでも使える万能カラーなので、ひとつは持っておきたい。
オレンジ
夏の日差しやバカンスにふさわしいヘルシーカラー。健康的でカジュアルな印象に仕上がります。ナチュラルメイクや小麦肌メイク、ブルーなどの鮮やかなアイメイクと合わせるトレンド感も満載。「少し難しそう・・・」と感じる人は、リップにも同じオレンジ系を合わせると、チークだけ浮くこともありません。自由なメイクを楽しみたい人にオススメの色味です。
ローズ
ひとことでローズといっても、くすんだピンクのような色味からレッド系まで、色合いはさまざま。ローズ系カラーに共通するのは、表情を引き締めて大人っぽく仕上がること。知性を前面に見せたいオフィスやフォーマルな場にオススメです。ピンク系なら女性らしくなり、レッド系なら他のパーツメイクはカラーレスにしてバランスをとって。「チークを塗ると子供っぽくなる」「5年前のチークが似合わなくなってきた」という人に使ってほしい、1ランク上の大人チークです。
ベージュ
肌への色づきはごくわずか、立体感を出したり肌の質感を整えたりすることを優先するのが、ベージュチークの特徴。ピンクがかったものやコーラル系などのニュアンスカラーが多く見られます。選ぶ際のポイントは、パールの大きさや量が適正か、自分の肌色ときちんとマッチするかを見極めること。パールが多いとツヤ感アップ、逆に控えめだとセミマットな「なめし肌風」になれます。フェイスパウダー的要素もあるので、自分の肌から浮かないか、なじみ具合を試してから購入すると失敗がありません。素肌から美肌に見える「メイク感のないナチュラル肌」をつくりたいときや、目元や口元に強い色味をおいたメイクと組み合わせるとよいでしょう。
レッド
口紅やネイルなどのレッドブームの流れから、赤チークにも注目が集まっています。主張の強い色なので、薄めの赤から始めて少しずつ足していくことが大切。また、色浮きしやすいので、まずはパウダーよりも肌になじみやすいクリームやリキッドタイプを選ぶのがオススメ。ベージュ系のアイメイクや、同じレッドのリップメイクを組み合わせると、おしゃれ感度の高い仕上がりに。
美しい仕上がりの決定打・チークブラシ!
チークの仕上がりはメイクの仕上がりを意味します。それを左右するのが、チークブラシです。
「チーク自体は安くても、ブラシはよいものを選ぶべし」と話すヘア&メイクさんも多くいるほど、チークブラシは大切なツール。中にはチークを買うと付属ブラシがついてくるものもありますが、こう言ったブラシは基本的に携帯用。家でメイクするにはサイズが小さく、使いにくいこともあるので、別途チークブラシを用意するとよいでしょう。
最初の1本としてオススメなのは、ボリュームのある丸筆。平筆は横に引きながら使うことしかできませんが、丸筆は横にも引けるほか、くるくると丸く入れることもできます。質感は、たっぷりと毛量があり、固すぎない毛質のものを選んで。いわゆる「内側からにじみ出るような上気した肌」に仕上がります。メイク時間が縮まるうえ仕上がりもアップするブラシ。チークに苦手意識がある人こそ、ぜひよいブラシを使ってみてください。
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