ドライ&ブローテクで、つぶれ&広がる髪トラブルを完全解決
「ボリュームが欲しいのにトップがつぶれる」「髪が広がりやすくて、毎日のブローが大変・・・」など、朝のスタイリングに毎度、手こずっていませんか。今回は髪質の悩みで特に目立つ「ぺたんこ髪」と「広がる髪」の解決方法について学びます。有名サロンの女性たちが毎朝行うテクニック、私たちも上手に取り入れていきましょう。
ブロー&ドライ次第で、髪の悩みはほとんど解消する!
写ぁ・アズナブル / PIXTA(ピクスタ)
女性の髪の悩みは十人十色ですが、大きく2タイプに分かれます。
女性の髪の悩みとは・・・?
1)ペタンとしたボリュームのない髪質
2)広がりやすく、まとまりのない髪質
実はスタイリングの際、この2つをカバーしなければ、理想のヘアラインは手に入りません。
逆にいうと、上の2つさえクリアすれば、髪質についての他の悩みはほとんど目立たない。髪ストレスを感じずに美しいヘアデザインが叶うわけです。
さて、美容室でブローをしてもらうと、髪のコンプレックスを自然にカバーしてくれますね。
これはカットだけではなく、その後のドライ&ブローのテクニックも大きく関係しています。今回は、青山のヘアサロン・BEACHの佐野友美さん協力のもと、コンプレックスをカバーするドライ&ブローのテクニックを紹介します。
BEACHスタイリスト 佐野友美さん
髪だけでなく頭皮ケアのアドバイスにも定評が。髪に関する悩みの多い人は
ぜひ佐野さんにご指名を。
ペチャンコにつぶれる髪、正しいドライ方法は?
◆ペチャンコ髪の悩み◆
・トップがつぶれてふんわりしない
・前髪が張り付いて動きがない
・全体的にぺったりして地味な印象
・毛量が少なく見える
・髪をまとめると老けて見える
Before
After
下向きドライ&強風・分けめ崩しで、ボリュームUP!
ボリュームのない髪は、軟毛や細毛が原因。このタイプは髪にハリやコシがないため、根元がピンッと立ちあがらずに寝てしまいます。結果、ふんわり感のない地味なフォルムに・・・。
それを解決するにはどうしたらよいか、佐野さんに聞いてみました。
「タオルドライ後のブローでは、とにかく根元を起こす意識を持ちましょう。
ブラシを使いながら乾かすと、面が整って根元が寝てしまうので、ほとんど手グシで仕上げます。
ポイントは、360°、全方位から温風を当てること。
このとき、熱だけでなく風力も利用するため、ドライヤーは〝強風“に設定をしましょう。
また、トップは分け目をつけず、指先で分け目をゴシゴシとぼかすようにするとふんわり感が生まれます。
もうひとつ。内側の髪が濡れているとすぐに水分でペタンとしてしまいます。内側は下向きの姿勢で髪をめくりながら、しっかり乾かします。
最もふんわり感を出したいトップと前髪は、最後にカーラーを巻いて強化しましょう」
(BEACH・佐野さん)
ぺちゃんこ髪を超・綺麗にドライする5つのポイント
1◆ 前髪は分け目の逆側から熱をあてる
このとき、斜め下から風を送り込むと根元が立ち上がる。
2◆ 1の後、分け目側から熱をあてる
1と2の動作を繰り返すことでふんわり感が上昇する。
3◆ トップとバックは下向きで行う。髪はめくって額側に垂らす
内側が乾くことでボリューム上昇。また、根元がニュートラルになってふんわりする。
4◆ サイドの髪も、斜め下から熱を入れる
上から風をあてるだけでは、面が整い過ぎてぺシャンとしてしまう。下から空気を入れて根元にボリュームをプラス。
5◆ トップと前髪にカーラーを巻く
巻いたら熱を5~10秒あて、その後5秒ほど放置。少し冷めたところでアウトするとクセがつきやすい。
6◆ ロールブラシで巻き、さらにアイロンで平巻にクセづけ
まとめ過ぎないために、アイロンなどでルーズな動きをプラス。
広がって膨張する髪、正しいドライ方法は?
◆広がる髪の悩み◆
・はち上が広がって頭が大きく見える
・毛先に向かってボワッと広がり、ヤボったい
・全体的にツヤ感や、なめらかさが感じられない
・ショートヘアだと特にまとまらない
・スタイリングに時間がかかる
Before
After
ひっぱり&内巻きで暴れ髪を整列すれば、行儀よくまとまる!
広がる髪の場合、自然乾燥オンリーは厳禁!根元が好き放題に動くため、結果的にボワッと膨らんでまとまり感のない髪になってしまいます。佐野さん、どうしたらいい?
「髪をゆすりながら乾かすのは最初だけ。前髪やハチ周りなどの広がりやすい部分は、根元だけ乾かしたら即、沿わせたい方向にテンションをかけ(=ひっぱり)ながら、上から熱をあてて矯正します。
このとき、やや強めにテンションをかけ、髪の面を整列させましょう。ひっぱる力が弱いとすぐに膨らんでしまいますから注意を。
また、毛先側の広がりは、手のひらで内巻きにクセをつけながら乾かすと、まとまり感が格段にアップします」
(佐野さん)。
ドライ後のブローでアイロンやコテを使う場合は、トリートメントミルクなどを塗布します。オーバードライから髪を守れば、日中の広がりを防ぐことができるため、土台となるドライのまとまり感を長時間、キープできます。
ぺちゃんこ髪を超・綺麗にドライする5つのポイント
1◆ 濡れた前髪は、逆サイドの分け目→分け目側の順で乾かす
分け目に沿って乾かすとクセがつきやすいため、反対側→分け目側を交互に繰り返してドライ。
2◆ サイド&バックはフォワード(前方向)にクセづけ
フォワードにドライすると膨らみやすい根元の髪が寝るため、収まりがよくなる。
3◆ 毛先側は手のひらで内巻きにクルンクルン
サイドやバックの毛先は、そのままに放置すると時間と共に広がる。内巻きにクセづけするとスルンとまとまりアップ。
4◆ 前髪はひっぱりながら、上から熱でプレス
髪の根元を額に貼り付ける感覚で、ひっぱりながら熱をオン。アイロン並みにピタッとまとまる!
5◆ ヘアミルクを全体に伸ばして、髪に潤いを投入
オーバードライになると髪の広がりを助長するので、必ずミルクで保湿して。
6◆ 直毛すぎる髪は不自然。毛先側を巻いて適度にふんわり
広がる髪は、毛先側を引き伸ばしたままだとアンバランスに見えやすい。あえて毛先だけ巻き、フワッとした軽さを投入。
7◆ 前髪は、毛流れと反対方向にクセづけを
前髪のブローやアイロンをする際は、流したい方向と逆方向に巻き下ろす。最後にいつもの方向に手ぐしを入れると、まとまり感が上昇。
他にもあるある!いつもの髪グセを瞬時に直すテクニック
「そりゃ、綺麗なヘアスタイルをつくりたいけれど、私は不器用だし・・・」と最初からあきらめている人も多いはず。しかし実際は、手先の器用さ以前に、ブロー前のドライが明暗を分ける!と言いきっても過言ではありません。プロのドライ技を上手に取りいれて、髪ストレスとさよならしましょう!
Q. 後頭部がパカッと割れてしまうのは、どうしたらよい?
A. 割れ目をまたぐように熱を当てましょう
1◆割れ目の線をまたぐように、片サイドからドライヤーの熱をあてる。
2◆逆サイドも同じように、割れ目をまたぐようにドライヤーをあてる。これを繰り返す。
3◆分け目がぼけたら、トップから毛束をひっぱり、ねじりながら熱をあてるとふんわり仕上がる。
Q. 毛先がすぐにハネてしまうのですが・・・
A. 髪の内側と表面、2ステップに分けて矯正を
1◆クリップで表面をまとめたら、内側の髪に手グシを入れてフォワードにひっぱり、温風をあてる。
2◆クリップを外し、表面の髪も内側と同じようにフォワードにひっぱり、温風をあてる。その後、全体をフォワードにねじり、熱を加える。
3◆1と2を終えた状態。毛先側がスルッとまとまり、ハネが解消!
Q. 髪全体がいつも、ゴワゴワとした印象です
A. ドライの段階で、ヘアオイルをなじませて
1◆タオルドライ後、ヘアオイルをなじませる。適量の目安は、髪の長さがミディアムの場合、1プッシュ程度。
2◆髪の中間から毛先を中心になじませる。この段階で髪にオイルを染み込ませると保湿力が高まり、なめらかな毛流れを演出しやすい。乾いた髪の場合は、ワックスとオイルを1:1で混ぜて使用を。
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