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これを知れば色使いの達人になれる!カラーコーディネートの配色法

毎日の洋服の色、自分の部屋のコーディネート、大切な人への贈り物など、私たちはいろいろなシーンで”色”を選んでいます。

そうすると、ときには
「1色ずつ見ると綺麗なのに、組み合わせるとイメージと違う」
「試着して買ったはずのスカートが、クローゼットの中の服と相性があまりよくない」

・・・など、カラーコーディネートの「困った!」体験をしたことはありませんか?

色には、相性のいい組み合わせとそうではないものがあります。
センスがいい人、素敵な感覚を持った人は、色のコーディネートが上手なのです。

色使いのセンスを上げるには、色の持つ心理的メッセージや、色の分類方法、表しを学ぶことが大切です。これらを身に付ければ、色を上手に組み合わせ、思い通りに使いこなせます。
今回は、誰が見ても「素敵な色選び!」と思われるような、配色方法をお教えします。

色彩理論の基礎●色相・明度・彩度

色をセンスよく組み合わせるには、色の成り立ちの基礎を身に付けましょう。

色の分類方法には様々な種類がありますが、大別すると、色名で分類するものと、色を数値や記号で表して体系化した表色系があります。

たとえば、ひとくちに「ピンク」といっても、さまざまなピンク色がありますよね。
色名で分類すると「ローズピンク」「サーモンピンク」「オーキッドピンク」「コーラルピンク」などで表されます。
また、表色系は色の住所録のようなもので、それぞれのピンク色には各々に当てはまる記号や数値があります。

色が微妙に違う4つのピンクのハート

色を大きく分類すると、パープルやオレンジなど、彩のある「有彩色」と、白・黒・グレーという彩のない「無彩色」とに分けられます。
有彩色には以下のように、色相・明度・彩度の3つの要素があります。

色相・・・色みや色合い
明度・・・明るさの度合い
彩度・・・鮮やかさの度合い

無彩色には色相と彩度はなく、明度のみがあります。

色相

色相は赤や黄色、青といった色合いの違いをいいます。

たとえば、
1)晴れた日の空のような水色
2)海の色のような青
3)夜空のような紺色

・・・これらはすべて同じ「あお」の色相です。
水色、青、紺色の四角形

色相の中で、似た色同士を隣りにし、虹の配列のように「赤、オレンジ、黄色、みどり、青緑、青、赤紫・・・」と、段階的に色みを変化させて丸く並べたものを、色相環といいます。
12色の色相環

色相環では、向かい合った色同士の組み合わせを補色といいます。

たとえばオレンジと青、黄緑と紫、といった組み合わせが補色です。
補色の2色は色相差が最も大きく、お互いの色みを引き立たせる色です。

12色の色相環 補色

明度

明度とは色の明るさの度合いです。

白に近い明るい色ほど明度が高く、黒に近い暗い色ほど明度が低くなります。

パステル系のピンク色やクリーム色は明度が高く、ダークな紺やモスグリーンは明度の低い色です。
白・黒・グレーのモノトーンは、明度のみの要素です。

色の明度 クリーム、ピンク、モスグリーン、紺色

彩度

彩度は色の鮮やかさの度合いです。

はっきりとしたオレンジ色など、華やかで強さを感じる色ほど彩度が高く、やわらかなベージュなど、ソフトな色落ち着いた色は彩度が低いです。
白、黒、グレーのモノトーンには彩度はありません。

色の彩度 オレンジ、紫、ピンク

色彩理論の基礎●イメージで色をとらえる

明度+彩度=トーン(色調)

明度と彩度、この2つの属性を組み合わせて表現する方法があります。

明度と彩度を組み合わせた色の雰囲気をトーン(色調)といいます
これは、色の印象やイメージを具体的に伝えやすい効果があります。

たとえば、薄いピンクや薄い黄緑色。これらは、色相は違いますが、明度や彩度が近いので、「薄い」という共通のイメージを持ちます。

トーンを用いると、相手に自分のイメージを伝えやすいだけでなく、つくりたい雰囲気やイメージを、言葉のキーワードから表現しやすいです。
複数の色を統一したイメージで表したいときも、トーンを使うと綺麗にまとまります。

明度と彩度をトーンでまとめる

うすい色、さえた色、くらい色のイメージのハート

赤、青、黄色・・・色から連想されるイメージを知る

色にはそれぞれ、多くの人に共通して感じられる連想イメージがあります。連想イメージとは、感情や抽象的なイメージ、身の回りの具体的なものなどです。
このように色の心理的効果を上手に使うと、相手に伝えたい思いや、見られたいイメージを視覚的に伝えやすくなります。

色を選ぶ際には、なりたいイメージや伝えたい意味を込めるのもオススメです。

★あか    熱い、エネルギッシュ
★オレンジ  あたたかい、朗らか
★きいろ   明るい、喜び
★みどり   穏やか、自然な
★あお    クール、誠実
★むらさき  個性的、神秘
★ピンク   かわいい、やさしい
☆しろ    清楚、純粋
★くろ    高級感、モダン

色彩理論の応用●色を組み合わせる

2つ以上の色同士を組み合わせることを、配色といいます。

上手に色を組み合わせるにはコツがあります。
配色のルールを知ると、イメージが描きやすくなったり、センスよく見せたり、目的に合わせた色使いができます。

まずは代表的な2つの配色方法を紹介します。
類似する色同士をまとめる「まとまり配色」と、対比させてコントラスト感をつくる「メリハリ配色」です。

まとまり配色

似た色同士をまとめる配色です。
色相が近い色、同じ色調(トーン)の色は、なじみがよく、まとまりのよい配色になります。

同一色相配色

同じ色相で、明度や彩度を変化させた配色です。

統一感が出やすく、色のもつメッセージ性を最も伝えやすい配色です。

まとまり配色 同一色相配色

類似色相配色

似通った色相同士を組み合わせる配色です。
少し変化がありつつ、共通性もある、まとまりのよい配色です。

まとまり配色 類似色相配色

同一トーン配色

同じトーンでの配色です。
色相が異なっても、共通するキーワードでまとまります。
トーンの持つイメージがそのまま伝わりやすいです。

まとまり配色 同一トーン配色

類似トーン配色

隣り合うトーン同士を組み合わせた配色です。
少し動きが出つつ、まとまる組み合わせです。
イメージを大きく変えずに、変化をつくれます。

まとまり配色 類似トーン配色

メリハリ配色

反対の色相や、色調(トーン)が異なる色同士を組み合わせます。メリハリのきいた配色効果が得られます。

対象色相配色

色相の差が大きく、異なるイメージの色の配色です。
動きがあり、印象に残りやすい配色がつくれます。

メリハリ配色 対象色相配色

補色色相配色

色相環上で、補色となる2色の配色です。
強い対比効果があり、はっきりとしたコントラストがつくれます。

メリハリ配色 補色色相配色

対象トーン配色

トーン(色調)に大きく変化をつける配色で、明度と彩度が違い、コントラストが生まれます。
対象トーン配色は、以下の3通りの方法があります。
1)明度に差をつける
2)彩度に差をつける
3)明度と彩度ともに差をつける

メリハリ配色 対象トーン配色

色彩理論の応用●アクセント、セパレーション

基本の配色ルールに沿って組み合わせたのに、なぜかスッキリしない、うまくまとまらない・・・どうして?
そんなときに助かるカラーコーディネートのテクニックがこちら。

アクセントカラー

「まとまり配色」は統一感をつくれる一方で、ぼんやりと曖昧な印象になってしまうことがあります。

そんなときに投入したいのが、アクセントカラー。配色をスッキリと見せてくれます。
アクセントカラーは、色相環で元の色の反対にある色を置くと、配色全体が引き締まります。

カラーコーディネート 配色 アクセントカラー

セパレーション

「メリハリ配色」はコントラストをつくり強い印象を与えます。しかし、彩度の高い色同士を組み合わせると、見にくくなる場合があります。
そんなときは中和してくれるセパレートカラーを投入しましょう。

強い配色を引き離し、スッキリと見えやすくする効果があります。

カラーコーディネート 配色 セパレーション

カラーコーディネートの黄金バランス

「色を組み合わせるといっても、どんな色を、どのくらい使えばいいかわからない!」
そんなときにオススメの、カラーコーディネート配分があります。
カラーコーディネート 配色 セパレーション
最もバランスのよいカラーコーディネートの配分は、70:25:5といわれています。

1)まず、ベースカラーを70%使用します。
2)次に、ベースカラーと相性のよいサブカラーを25%、組み合わせます。
3)最後に、引き締め効果や全体の統一性をもたらすアクセントカラーを5%配置します。

こうすると、視覚的にも心地よい、バランスのとれた配色がつくりやすくなります。

多くの色を組み合わせる際、「バラバラでまとまらない」「調和していない」と感じたら、色の組み合わせだけでなく、構成色の面積や、配置順にも注目しましょう。
面積比を変えるだけでスッキリとして、見えやすくなるケースもよくあります。

もっとセンスアップ!

もっと自分に似合うカラーを取り入れたいと思ったら、まずこの記事のパーソナルカラー診断をしてみましょう。

自分が似合うシーズンカラーが春夏秋冬のどれなのか、すぐにわかります。

●スプリングタイプの人は

まとまり配色

春のやわらかい日差しのような、柔らかいパステルコーデを楽しんだり、明るく濁りの少ないベージュの濃淡で、上品な印象を作りましょう。

メリハリ配色

ポップで元気なカラーを組み合わせると、キラキラと輝かしい印象に。
目を引き立てる、アクティブなカラーコーディネートを楽しみましょう。

ピンクのハート

●サマータイプの人は

まとまり配色

肌をより美しく見せてくれるのが、クールパステルの同一トーンの組み合わせ。さわやかさをアップするブルーの濃淡もオススメです。

メリハリ配色

ベーシックカラーのグレーと華やかな色を組み合わせて、明るく洗練された魅力をつくりましょう。

ピンクのハート

◎オータム

・まとまり配色

紅葉のような艶やかな色の配色でリッチな印象を演出したり、同系色の濃淡などの組み合わせで知的でおしゃれなイメージを作ってみましょう。

・メリハリ配色

深い色とオータムの得意な少し黄みがかったやわらかい白とのコントラストが、シックで大人っぽい印象を作り出します。

ピンクのハート

◎ウィンター

・まとまり配色

真っ白な雪にほんのり色を入れた淡い色同士の組み合わせで清楚な印象が作れます。また冬の夜空のような暗い色同士も印象的です。

・メリハリ配色

シャープでキリっとしたビビッドな色とモノトーンの配色で都会的でモダンなイメージを楽しみましょう。

ピンクのハート

自分の似合う色と、おしゃれ上手に見えるカラーコーディネート法を使って、自分をもっともっと素敵にプロデュースしてみませんか?

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