
目のクマの見え方と基本ケア|青・茶・黒の違いを整理

編集部補足:以下の見え方の分類は自己診断や治療のためのものではありません。化粧品のケアと医療を区別し、今回の補足と併せてお読みください。
クマのせいで、体調がいいのに「疲れているね」「昨日、寝てないの?」などと言われた経験はありませんか? 目の下のクマは疲れて見えるだけでなく、年齢よりも老け込んだ印象を与える困りもの。手遅れになる前にケアして、クマのない目元美人を目指しましょう。
目の周りは独特の構造になっている!

なぜ、クマができるのでしょうか。
その原因を探る前に、まずは目元の構造を理解しておきましょう。
目元には、実は他の部位とは異なる、大きな特徴があるのです。
目元の特徴1 皮膚が薄い
目元の特徴2 目元には骨がない
目元の特徴3 皮脂腺・汗腺が少ない
さらに、アイメイクやそのクレンジング、つけまつ毛やコンタクトレンズの着脱など、外的刺激をより受けやすい環境にあることも、目元にトラブルが頻発する要因になっているといえるでしょう。
クマには青・茶・黒の3種類がある
一見すると同じように見えるクマ。
しかし、実際は「青グマ」「茶グマ」「黒グマ」の3種類に分けられます。
それぞれの原因と特徴、見分け方を見ていきましょう。
青グマ

体調不良や目の疲れなどが原因で、目の下の血流が滞り、それが目元の薄い皮膚を通して透けて見える状態です。
そのときの血流の状態によって、クマの色の濃淡が変わったり、青というより赤紫色に見えることも。低血圧や冷え性の人に多い傾向が。
◆入浴や運動をすると薄くなる
◆コンシーラーで隠せる
茶グマ

茶グマの正体は沈着したメラニン色素です。紫外線だけでなく、目の周りを日常的にこするなどの物理的刺激も色素沈着を引き起こす原因になります。
花粉症など目がかゆくなるアレルギーがある人、しっかりアイメイクする日が多い人は注意が必要です。
◆コンシーラーを塗るとカバーできる
黒グマ

加齢などにより目周りの筋肉(眼輪筋)や皮膚が衰えると、眼球を覆っていた脂肪組織を支えられなくなり、脂肪組織が前にせり出してきます。この部分が影になることで、目の下に黒いクマが出現。
通常の筋肉は骨に付着していますが、顔の筋肉は皮膚に付いているため、目周りの筋肉の衰えが目元のたるみ=黒グマに直結しやすいのです。また、目の下にできたシワが、影をつくるケースも。
◆斜め上方向に引っ張るとクマが目立たなくなる(影が消える)
◆顔を上に向けるとクマが目立たなくなる(影が消える)
原因を自己診断せず、基本ケアを確認する
自分のクマのタイプを見極めたら、それぞれのクマに即した適切ケアに早速取り組んで。また、クマの改善には、スキンケアだけでなく、スマホやPCで目を酷使しすぎないなど習慣の見直しも必須です。コスメだけに頼らず、今一度、自分の日頃の習慣も振り返ってみて。
青グマのケア
青グマの主原因は血行不良なので、まずはその滞った血流を正常化させることが第一です。目元だけでなく、身体そのものの疲れや冷えも、青グマの原因になります。日頃から身体に疲れや冷えを溜めないよう心がけましょう。
◆青く見える目元のケアを考える1 目元を温める際の使用法を確認

目元用の温熱製品を使う場合は、製品の温度・時間・使用部位の指定を守ります。電子レンジの加熱時間だけでタオルの温度は決まらないため、固定の加熱時間や温冷の反復をクマ対策として勧めることはできません。
◆青く見える目元のケアを考える2 目元を強く押さない

初出当時の参考写真。目元を押す方法を推奨するものではありません。
眼球やまぶたを押す方法は勧められません。目元のセルフマッサージでクマの原因を解決できるとは限りません。
◆青く見える目元のケアを考える3 入浴や運動をする

入浴や運動は無理のない範囲で、体調に合わせて行います。クマへの効果を保証する方法ではなく、必ず湯船につかる必要があるという意味でもありません。
◆青く見える目元のケアを考える4 アイケア製品の用途を確認する

目元用化粧品は、保湿など製品に表示された目的で使用します。成分を配合しているだけで、クマが改善するとはいえません。
成分単体の作用と、化粧品を目元に使ったときの効果は同じではありません。成分名だけで血行促進やクマ改善の効果を期待せず、製品に表示された用途を確認してください。
茶グマのケア
茶グマの原因であるメラニン色素の沈着は、物理的刺激や紫外線が原因です。美白アイテムでケアしつつ、それ以上悪化させないよう、紫外線対策にも気を配って。
花粉症などで、無意識にこすってしまうほど目のかゆみがひどい場合は、アレルギーを専門とする内科医や皮膚科医に相談を。
◆茶色く見える目元のケアを考える1 美白コスメを使う

美白の表示は、医薬部外品などで認められた効能の範囲を確認します。今あるクマが必ず消えるという意味ではありません。目元への使用が指定されているかも確認してください。
◆茶色く見える目元のケアを考える2 目周りにもUVカット

意外に見落としがちなのが、目周りの紫外線対策。頬や額、鼻などと同様、目の下にもしっかり日焼け止めを塗布しましょう。コンシーラーを日焼け止めの代用とせず、使う製品の使用部位と量を確認します。
◆茶色く見える目元のケアを考える3 力を入れないアイメイク、クレンジングを心がける

つけまつげを指で引っ張りながら取る、マスカラやアイライン、シャドウをゴシゴシこすって落とすといったことを繰り返していると、確実に茶グマが悪化。日頃から目元に不必要な力や摩擦を与えないよう心がけましょう。指すべりのよいクレンジングを選び、落としにくい箇所は、クレンジングを含ませた綿棒にメイクを移すように優しくオフして。
黒グマのケア
影の見え方には、目元の形や照明などが関係します。色だけで原因を確定したり、表情筋の運動を一律の解決策として勧めたりすることはできません。気になる変化が続く場合は医療機関に相談しましょう。
◆影が気になる目元のケアを考える1 目元用化粧品の表示を確認する

たるみによる黒グマがある場合、目元だけでなく顔全体がたるみ始めている可能性大。日々のスキンケアに肌のハリ・弾力を向上させる効果があるコスメをプラスしましょう。
◆影が気になる目元のケアを考える2 顔の運動で改善を保証しない

顔の運動だけで、クマやたるみを改善できるとは限りません。目元を強く動かしたり、引っ張ったりするセルフケアは避けてください。
◆影が気になる目元のケアを考える3 目元の保湿を徹底する

目の下の小ジワが影をつくっているケースには、目元の徹底的な保湿がマスト。保湿効果の高いアイクリームや目元専用のシートマスクでたっぷり潤いを補給して。
クマを改善・予防する生活習慣はこの3つ!
クマの状態は生活習慣にも大きく左右されます。スキンケアと併せて、日頃の生活も見直してみて。
1 スマホやPCは長時間、連続使用しない

2 睡眠を十分取る

3 禁煙する

クマの色だけで原因を決めず、目元をこすらない
青・茶・黒という分類は見え方を整理するための目安で、鏡や写真だけで原因を診断できるものではありません。照明を変えたときの影、色の重なりも確認し、皮膚を引っ張る、強く押すなどの確認方法は避けてください。

メイクで整えるときは、色が気になる狭い範囲へ少量のコンシーラーを使い、周囲の境目をなじませます。化粧品や温冷タオルでクマを治せるとは限りません。痛みや腫れ、急な変化、目の見え方の異常がある場合は、美容ケアで対処せず医療機関に相談してください。
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