Kinscent、フランスで日本のフレグランス市場トレンドを講演
株式会社Kinscentは、2025年10月にフランス・ニースのフランス貿易投資庁で開催されたトークセッションに、同社の代表取締役が登壇したことを発表しました。この講演では、日本のフレグランスマーケットの最新動向と欧州ブランドの参入機会について解説が行われました。
同社によると、成長が著しいニッチフレグランス市場、ラグジュアリー価値の変化、日本特有の消費行動、そして欧州ブランドが持つ可能性と課題について、多角的な視点から分析が示されました。本トークセッションに関する詳細な議事録は、Kinscent公式ホームページにて公開されています。

日本フレグランス市場の成長と「ニッチフレグランス」への注目
Kinscentの講演では、日本フレグランス市場の成長が強調されました。特に「ニッチフレグランス」が注目を集めており、「日本初上陸」「限定性」「ストーリー性」を持つブランドが消費者から支持を得ている状況です。
個性の追求や自己表現を重視する価値観への転換が、市場拡大を後押ししていると分析されています。
ラグジュアリー観の変化
ラグジュアリーに対する考え方も変化しています。ステータスよりも「体験」「共感」「自己表現」が重視される時代へと移行しており、ブランドの世界観や哲学への共感が購買行動に影響を与えていると説明されました。
欧州ブランドの機会と課題
欧州ブランド、特にフランスブランドは「美・伝統・職人技」のイメージにより、日本市場で有利な立場にあるとKinscentは指摘しています。
しかし、競争が激化する中で、誰にどのようなシーンで価値を提供するのかを明確にすることが必須であるとのことです。また、日本の消費者は非常に慎重であり、家族、友人、著名人による推薦が効果的であると述べられました。
ニッチフレグランス市場の今後
ニッチフレグランス市場は今後も安定的に推移すると見られますが、参入ブランドの増加により競争はさらに激化するでしょう。Kinscentによると、今後さらに重要となるのは以下の点です。
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一貫したブランドストーリー
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持続可能な価値提供
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顧客体験を通じたロイヤルティ

Kinscent代表のコメント
株式会社Kinscentの代表取締役は、日本の香りが「自分を整える文化」として広がり始めているとコメントしています。
海外ブランドが日本で長く愛されるためには、日本の生活文化を深く理解し、香りがどんな瞬間に寄り添うのかを丁寧に伝えることが重要であると強調しました。
株式会社Kinscentについて
株式会社Kinscentは、世界各国から厳選したニッチフレグランスを提供するフレグランス専門店です。独自の香り分析とストーリーテリングを通じて、顧客一人ひとりが「自分の香り」と出会える体験を提供しています。
代表取締役は久我 亜里沙氏で、機械学習エンジニア、ビジネスアナリスト、コンサルタント(リクルート・アクセンチュア)の経歴を持つ人物です。
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