caart. 2016春夏コレクション、日常着はしなやかで美しく
10月9日、表参道thaギャラリーにて「caart. 2016春夏展示会」が開催されました。
caart.は、デザイナー・橋本知子さんが手がけるブランド。橋本さんはグラフィックデザイナーから転身、2014年からオンラインショップを開設してブランドをスタートしました。caart.の服は、“モノやプロダクトとして成立する美しい日常着であること”、“毎日の暮らしに寄り添い、やわらかくしなやかな佇まいを感じさせる服であること”をコンセプトにしています。
今季2016年SSより、袖のあるアイテムはユニセックス展開となり、さらに注目されるようになりました。
会場に入ると、1本1本細い糸で天井から吊るされた洋服たち。個性的なディスプレイに目を引かれ、心が躍るような気がしました。
シャツ、カットソー、ワンピース、カーディガンなどがランダムに並びますが、驚いたことに、統一感が見られます。なぜかというと、それぞれのアイテムが、首元から裾までの長さ、肩・袖の切り替え、ポケットの位置、直線や曲線のラインなど同じ位置から縫製されているからです。
まさに、“プロダクトとして成立する美しい日常着”が目の前にありました。美しすぎる~。以下、ひとつずつ紹介していきますね。
まずは、最初に目を惹いたタンクトップとイージーショートパンツのセット。
conic tank top+easy pants SUW-001 F
カラー:01 navy-stripe ¥16,800(税抜)、23 white-gray ¥22,000(税抜)、44 black-black ¥22,000(税抜)
身衣前後で生地を切替え、ボーダーのコントラストが可愛いタンクトップ。タンクトップは円錐型のフレア形状になって、動くたびにふんわり揺れ表情を変えてくれます。楽な格好であっても女性らしさが美しい佇まいになるのはうれしいですね。リゾートに持っていきたいアイテムです。
次は、ボーイッシュなタンクトップとイージーショートパンツのセット。
switching tank top+easy pants SUS-001 F 全3色 ¥23,000(税抜)
カラー:01 navy-navy、32 gray-white、42 black-white
こちらも、身衣前後で生地を切替えたデザイン。内ポケットを0.5cm見せるワンポイントがさりげないおしゃれ感を演出してくれます。さらに、前は丸首、後は深めのVネックにすることで女性らしい後ろ姿になっています。細かいところに橋本さんのこだわりが垣間みえますね。
次は、Yシャツドレス。
frame shirt dress YL-001 F 全2色 ¥24,300(税抜)
カラー:21 white(パイピング:navy frame)、51 light blue(パイピング:navy frame)
肩と袖の切り替え部分にパイピングを施した、ドロップショルダー型のYシャツドレス。肩の位置から約10cm深めに肩と袖の切り替え位置を下げることで、着たときに肩の形状がなめらかに添いながら、綺麗な立体感を出してくれます。
さらに、ウェストにダーツを施し立体感を出しながらも、ダボッとした平面的な印象にならないように仕立てています。袖は、袖口に向かって少しずつ細くなる体裁で、すっきりとした印象に。
このまま着ても可愛いですが、細身のパンツと合わせたり、前身のボタンをはずしてアウター使いにしてもOK。かなり自由度の高いYシャツドレスは、人気が高そう。
次は、長袖Yシャツ。
frame shirt Y-001 S (for women)・M(for men)・L(for men)全3色 ¥19,000(税抜)
カラー:22 white(パイピング:white frame)、21 white(パイピング:navy frame)、52 light blue(パイピング:white frame)
Yシャツドレスの共通パターンを応用したデザイン。Yシャツをボトムスの外に出して着たときに、裾のパイピングがワンポイントになるように計算されています。パターンの形状自体から姿勢が美しく見えるシルエットで、男女ともに好感が持てそう。
どんなシーンにも似合いそうなシャツは、1枚は持っておきたいものですね。
次は、ノースリーブシャツとラップスカート。
上部:bi-color shirt -sleeveless YN-002 F 21 white ¥17,000(税抜)
下部:Linear wrap skirt SK-003 ¥13,500(税抜)
カラー:21 white(裏のライン:navy line)、52 light blue(裏のライン:white line)
ノースリーブシャツは、短めの丈とすこし小さめの衿でミニマルなデザインがポイント。こだわりは、適度な肉厚感でカジュアルになりすぎない、上質なピンオックスのコットン素材の生地。ミニマルだからこそ、素材のよさで勝負していますね。
ラップスカートはスリットの裏にラインを。単純なラップスカートであってもスリットの裏側にラインを施すことで、動作の瞬間にチラッとラインカラーが見え、直線的な整頓されたデザインになっているとか。
また、ラップシャツとラップスカートを組み合わせて着用すると、シャツとスカートのスリット位置が完全に一致するように設計しているため、正面・斜め・サイドから見たときに、真っ直ぐな一本の直線のようなすっきりした印象となっています。
次は、上下で切り替えたシャツスカート。
switching dress COP-005 F 全2色 ¥28,000(税抜)
カラー:01 navy、02 white
シャツスカート部は腰下から裾上10cmまでボタンを取り付けているので、ボタンをはずしてスリットを深めにしたり、浅めにしたりと、好みに合わせて開閉できます。裾のパイピングがワンポイントに。
素材の違いが目を引き、スッキリした印象です。細身のパンツと組み合わせてもキュートなイメージが醸しだせそう。
次は、ミドルロング丈のジャージードレス。
straight pocket dress OP-003 F 01 navy ¥26,000(税抜)
裾に対して平行に、後身衣から前身衣にかけて身衣と一体型となったポケットが腰回りを長方形のような直線的なシルエットにしたデザイン。ピンオックス地の内ポケットを0.5cmみせ、ワンポイントに。内ポケット・身衣ポケットといずれも裾に対して平行になるようにしています。
生地は、裏毛の編機を使い特殊な編み方で天竺風に仕上げたジャージー素材。コットンのやさしい風合いに、しっかりした肉感と張り感です。
このドレスのよさは、手をポケットに入れたときにシルエットがくずれないところ。女性らしいラインの表現にしっかり配慮し、かつ、優れたストレッチ素材なので、着心地がなんともよいのだとか。部屋着でも外出先でも、オールマイティに着られそうですね。
次は、ニットカーディガン。
bi-color cardigan CA-002 S (for women)・M(for men)全2色 ¥28,000(税抜)
カラー:12 navy-white、31 gray-navy
身衣の真ん中で2色に切り替えた、ドロップショルダー型の比翼仕立て風カーディガン。身衣に合わせて衿部分も中心で色を切り替えた、すっきりとしたデザイン。
カーディガンは、寒さに備えて持ち運ぶことが多いですよね。
このカーディガンは携帯性を考え、畳んだときになるべく平たくなるように、スパン糸(綿、羊毛などの短い繊維を揃えてよった紡績糸)にするなど小さな工夫を施しているのだそう。橋本さんの心配りがにじみでていますね。
次は、カットソーとパンツ。
上部:bi-color knit TL-006-2 S(for women)・M(for men)¥22,000(税抜)
カラー:12 navy-white、34 gray-black、41 black-navy
下部:2 color belt short pants SPA-001 S(for women)・M(for men)全3色 ¥18,500(税抜)
カラー:01 navy(ベルト:navy-white belt)、02 white(ベルト:white-navy belt)、05 light blue(ベルト:light blue-white belt)
肩・袖の切り替えをぐっと深めに落とした、ドロップショルダー型のカットソー。身衣の真ん中で直線的に2色に切り替えたデザイン。カフス丈と腰ヨーク丈は少し長めの9cmです。同寸に揃えることで、腰に手を添えたときも美しいバランスになるとか。
同寸がポイント高いこのカットソーは、無駄な装飾を施さず、シンプルな美しさを追求しているのがおしゃれ。
2色使いのベルト一体型のショートパンツ。ベルトは、動くたびにチラッと異なる裏地のカラーが見えるのがワンポイント。さらにパンツは、広がりを抑えたシルエットと、膝が見える丈がメンズライクなバランスとなっています。
脚が綺麗に見えるパンツは、1着はもっていたいものですね。
caart.の橋本さんは
「モノは素材性・均一性・対比性・整頓性を計算しつくされた上で、デザインの美しさが成立し、佇まいとなります。服は人が着て成立するモノ。整頓された物としての美しさと、その中に人の情景や質感を加え可視化することで、やわらかい・眺めていると気持ちいいことが美しい佇まいのある日常着と考えています」と語っています。
caart.のデザインは、橋本さんのその想いから生まれ、細部まできちんと設計されてこだわった形がパターンとなっています。どの洋服を手にとっても、共通のデザインが必ずあしらわれ、安心して美しいシルエットが手に入るのは感動しました。男女ともに人気が高いのも頷けます。
女性らしさを重ね備えたミニマルなデザインを、ぜひ日常着に取り入れてみては。
問い合わせ/caart. メール shop@caart.shop-pro.jp
Brand/caart.
Place/tha gallery
Date/2015.10.9
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