古典~最新の進化系パーマまで!麗しカールをGetするパーマ図鑑
ゴージャスな巻き髪やゆるふわウェーブなど、パーマスタイルは顔立ちを華やかにさせるだけでなく、ヘアアレンジの幅も飛躍的に広げてくれます。大人の女性の綺麗には欠かせないパーマ、自分にぴったりのデザインを見つけるために、パーマの種類について解説します。
ルーズな動きのパーマこそ女性らしさのシンボル
ハリウッドセレブのオフショットを見て「実は普通の人と変わらないんだなぁ・・・」なんて軽いショックを受けたこと、ないですか?
ジーンズにTシャツ、髪はボサボサで、すれ違っても気付かないくらい、恐ろしく普通の女性。
でも、レッドカーペットに現れた途端、彼女たちは超人的に美しく、まぶしいほど優雅な輝きを放ちます。
「最新のドレスや豪華なジュエリーに身を包んでいるのだから、当然!」との声が上がりそうですが、もうひとつ忘れてはならないのは、彼女たちの計算され尽くしたヘアスタイルです。
ルーズにアップされた透け感のあるまとめ髪は、首筋や鎖骨を華奢に見せる効果があります。
また、顔周りをエレガントに覆うウェーブヘアは、ドレスの美しさに負けないゴージャスな雰囲気を顔立ちに与えてくれます。
そして、まとめるも下ろすも、鍵となるのは毛流れ。パーマベースの髪なら、柔らかなニュアンスヘアが簡単につくれるため、ストレート派よりスタイルの幅がずっと広がります。
日本人の髪の多くは、硬くてハリやコシがありますが、パーマをプラスすればハリウッドセレブ風の“柔らかさ”が叶います。
また、細くクセの出やすい軟毛でも、それを逆手にとってパーマをかければ、ボリュームのあるゆるふわヘアが完成。
古今東西、パーマはフェミニンな印象をつくる、賢いツールといえるでしょう。
とはいえ、ヘアカタログなどを見ていると、デジタルパーマやエアウェーブ、水パーマなど、なにがどう違うのかよくわからない名称が飛び交います。
ここではパーマの種類について整理し、目指すヘアデザインを手に入れる目安にしてみましょう。
古代エジプトの女性もパーマヘアを楽しんでいた!?
余談ですが、紀元前3000年頃のエジプトでは、すでにウェーブスタイルを施す女性たちがいました。
もちろん、今のような薬液や技術はありませんし、美容師だっていません。
では、どのように髪を巻いていたのでしょうか。
antpkr / PIXTA(ピクスタ)
女性たちは、自分の髪に湿った土を塗り付け、木の枝などの細い棒に毛束を巻き付けてから何時間もかけて、太陽熱でクセを付けていたといわれます。
洗えば落ちてしまうので、パーマというより今のアイロンスタイルに近いかもしれませんが、限られた材料を駆使しておしゃれを楽しむ女性の姿を想像すると、なんだか愛しく思えますね。
湿気があっても伸びないパーマ(恒久的なウェーブ)が登場したのは、1900年代に入ってから。
この頃は高熱を利用するホット系パーマでしたが、ダメージが激しく、髪がボロボロになってしまったり、頭皮にやけどを追う人たちも多数いたとか。
1930年以降に電熱を使わないコールドパーマ液が登場し、現在まで薬剤が進化しながら使用されています。
ゴージャスな巻き髪になれるデジタルパーマが登場
コールドパーマ 薬剤でカールをつくるパーマ
現在も幅広く使われるコールドパーマ。
基本的に機械による加温は無しでパーマがかけられますが、一般的には、ローラーボールと呼ばれるリング式の加温機で“優しく温めながら”使用しています。
デジタルパーマ 機械でロッドを温めるホットパーマ
その後、2000年以降に、発熱ロッドを使用するデジタルパーマが登場。
デジタルパーマは、形を変えて久々に再登場したホット系パーマの一種です。
美容業界は長年、コールド系一辺倒でしたが、これが爆発的ヒットを遂げます。
コールド系では再現しにくい“巻き髪風パーマ”がどんな髪質の人でもつくれるとあり、全国的に大ブームを巻き起こしました。
コールド、デジタル、それぞれのパーマの特徴
コールドパーマ
濡れているときにパーマの形状がしっかり出て、乾かすとダレやすい
デジタルパーマ
濡れているときはダレやすく、乾かすとパーマのリッジがしっかり現れる
カリスマ美容師の登場やパーマの大流行など、様々な追い風を受けて一世を風靡したデジタル系パーマ。
しかし、60℃程度の発熱ロッドを使用するため、コールド系に比べてダメージが出やすいと言われ、徐々に人気に陰りが出始めます。
そこに、“熱”ではなく“風”を使ってふんわり感を演出する、新感覚のエアウェーブが登場するのです。
エアウェーブ誕生!街に“ゆるふわ女子”があふれる
パーマデザインに定評のある代官山のヘアサロン、PEARLのオーナー・MATSUさんによると「エアウェーブはヘアダメージがほとんど出ないのが利点」なのだそう。
「エアウェーブは、熱の温度を極力抑え、風の力で髪全体に熱を回す仕組みです。
形状記憶力に優れているため、“ゆるふわ”と呼ばれる外国人風のウェーブも再現できるのが特徴です」(MATSUさん)
エアウェーブが今も根強く人気なのは、日本人に多い硬くハリのある髪でも、柔らかな質感がつくれる点。手触りもゴワつくことなく、アンニュイなシルエットができるとあり、大人可愛い印象を目指す人には不可欠なマシンといえます。
また、外国人風のルーズウェーブもつくりやすいので、クセ毛っぽい印象にしたい人にもおすすめです。
ただし、髪が細い人は注意。乾かすとパーマがダレてしまう場合もあります。
担当の美容師と相談しながら、最適な施術をチョイスしていきましょう。
髪に負担をかけにくい、化粧品タイプの薬剤が登場
女性たちのヘアケアに対する意識が高まり出した昨今、インバスアイテムだけでなくパーマの工程に関しても、髪にやさしいタイプが求められるようになってきました。
そこで、最近人気なのがコスメパーマや水パーマと呼ばれる、化粧品登録の薬剤を使ったパーマ液です。
コスメパーマ 化粧品登録の薬剤で髪への負担を軽減
「ヘアダメージが強い髪の場合、美容師さんから“パーマはやめた方がいいですね”などと言われてしまいます。
でも、最近は低刺激で髪にやさしいコスメパーマと呼ばれる薬剤が登場したため、ハイダメージの髪でもパーマがかけられるようになりました。
ヘアカラーと同時に施術する場合などは、コスメパーマをおすすめする美容師も多いですね」(MATSUさん)
水パーマ 超微粒子のナノスチームを使用
「スチームの力で髪の内部まで薬液をスムーズに浸透させられるので、高熱を使わずにカールが記憶されます。その結果、髪の負担が軽減されるため、水パーマをオーダーするお客様は多数います」(MATSUさん)
弾力のあるモチモチの質感を目指すなら、水パーマは最適といえるでしょう。
主なパーマの種類まとめ
コールドパーマ
一般的なタイプ
ロッドを使用してクセをつけ、カールを固定
デジタルパーマ
熱で形状記憶させるタイプ
巻き髪風のゴージャスなデザインをつくる
エアウェーブ
温風で優しく加温するタイプ
見た目も手触りも柔らかいゆるふわなデザインをつくる
コスメパーマ
化粧品登録をしている刺激の少ない薬品を使う
カラーリングと同時施術ができる
水パーマ
蒸気の力で薬剤を浸透させるタイプで、髪への負担が少ない
弾力感のあるカールを求める人や、ダメージ毛の人におすすめ
ホームケアで長期間、きれいをキープ
念願のふんわりパーマを手に入れても、ホームケアが適当だと早々に再現性が弱
まってしまいます。そこで、パーマヘアを美しくキープするコツをMATSUさん
に教えて頂きました。
1 36時間はシャンプーをしない
薬剤をしっかり髪に定着させるには、施術後は36時間ぐらい放置するのが理想です。
2 スタイリング剤はムースタイプが好相性!
ムースタイプなら水分が多いため、なじませるだけで再現がしやすい状態に。
3 可能なら、出かける前に髪を濡らす
シャワーで濡らすのがベスト。
霧吹きタイプの容器に水を入れて、毎朝吹き掛けても
よいでしょう。
【取材協力】
Pearl www.pearl-salon.com
tokilaメンバーに登録してモニター案件・イベントに参加しよう!
tokilaはユーザー参加型のメディアを目指しています。ブランドと美容好きのメンバーの繋がりを体験できる場を作るためモニターやオンライン・オフラインイベントを企画します。
また、tokilaメンバー向けトピックスではブランド様よりtokilaメンバー向けのコメントをいただいて掲載しています。登録メンバーはトピックスにコメントができますので、ぜひコメントしてください。
明確なメリットがあるとはお約束できませんが、コメントは実際に該当ブランド様とtokilaの共催企画の場合の商品モニター・イベント企画・参加メンバー選定の際の参考にさせていただきます!
tokilaメンバーコメント
コメントを投稿するにはログインしてください。お得なモニターに応募できるtokilaメンバー新規登録はこちら。