
洗顔後にタオルでこすらないためには?水分の取り方と置き方
洗顔の後、タオルで顔を拭くときについ横へ動かしてしまう。水滴を取ろうとして、同じ場所を何度もなでてしまう。そんなときは、拭く力を弱くするだけでなく、タオルの置き場所と動かし方を一緒に見直してみましょう。基本は、柔らかいタオルをそっと当てて、水分を吸わせてから離すことです。
この記事では、洗顔を十分にすすいだ後の、顔の水分の取り方を扱います。頬、小鼻の脇、あごなどの当て方と、水滴が残ったときの調整を5枚の図で説明します。毛穴やたるみを改善する方法ではなく、日々の小さな動作を整えるための手順です。
1.洗顔前に、柔らかいタオルと乾いた置き場所を用意する

顔を洗い始める前に、清潔で柔らかいタオルを一枚用意します。手を拭いた面や、床に落ちた面をそのまま顔へ当てないよう、顔に使うものを先に分けておくと迷いません。すでに全体が濡れているタオルより、まだ水分を取れる乾いたものを選びましょう。
手持ちのタオルを広げ、指に硬く感じる部分や、引っかかる縫い目がないかを見ます。肌へ当てるのは柔らかい広い面です。硬い端や刺繍の上、タグが顔へ触れそうなら、そこを内側へ折るか、当てる面を替えます。素材名だけで決めず、実際に触れる部分の状態を確認してください。
置き場所は、洗面台の水がかかるところを避け、乾いた棚やトレーなど、手が届く位置にします。洗顔の途中でタオルを探したり、濡れた洗面ボウルの縁から取り上げたりしなくて済むようにします。大きなタオルが床へ垂れる場合は、折って収まる場所へ置きましょう。
顔を洗った直後は目を閉じていることもあるので、何となく近くに置くだけでなく、自分が取りやすい側に定位置を決めます。タオルを取るために水滴のついた顔を手で何度もぬぐうなら、まず置く位置を直すほうが動作を減らせます。
使い捨ての顔用シートを使う場合も、顔への使用が想定されているか、使用上の注意を確認します。布より必ずよい、厚ければ必ずやさしい、と一律には決めません。水分を取るための道具と、拭き取り用の化粧品をしみ込ませたシートは、用途が違います。
準備するのは特別な道具ではなく、顔へそっと当てられる一枚と、濡らさずに取れる置き場所です。洗面台の周囲が狭いなら、洗顔前だけ小さな乾いたトレーを置く方法もあります。使い始める前に、肌へ当てる面が乾いているかを確かめてください。
2.頬はタオルをそっと当て、滑らせずに離す

まず洗顔料が残っていないかを確認します。生え際やあごに泡が見える場合は、タオルで拭き取らずにすすぎ直します。水分を取る工程で洗顔料まで落とそうとすると、タオルを滑らせたくなるためです。すすぎを終えてからタオルを手に取りましょう。
タオルを持ちやすい大きさへ折り、柔らかい面を頬へそっと当てます。手のひらで広く支え、指先だけで一か所を強く押さないようにします。顔全体を一度に覆う必要はなく、片頬ずつ、無理のない大きさで構いません。鼻と口をふさがない持ち方にします。
肌に触れたら、左右や上下に滑らせず、水分を吸わせてから離します。「押さえる」は、顔がへこむほど押し込むことではありません。頬の形を大きく変えず、布を軽く触れさせる動きです。指の跡がつきそうな力や、顔を布へ押しつける動作は見直しましょう。
次の場所へ移るときは、一度肌から離してから当て直します。頬からあごまで一本の線を描くように拭かず、当てる、離す、場所を替える、と区切ります。こすらないつもりでも布を持ったまま顔を横へ振っていたら、顔の動きも止めてみてください。
鏡で動作を見るなら、タオルが頬の上を移動していないかを一度確認するだけで十分です。回数や秒数を数えるよりも、布が肌に触れたまま横へ動く場面を減らすことに目を向けます。強く拭いた後の肌を、さらに布でなでて確かめる必要はありません。
両頬の水滴が取れたら、額やあごも同じように当てて離します。顔の中心から外側へ、などの決まった方向を守るために布を引っ張る必要はありません。自分が当てやすい順番を選び、取り終えた場所へ何度も戻らないようにしましょう。
3.小鼻の脇やあごは、布の面を小さくして当てる

広い頬が拭けても、小鼻の脇やあごの下には水滴が残ることがあります。大きな面を顔へ押しつけて一度に取ろうとせず、タオルの柔らかい部分を小さく折り、必要な場所へ当てます。布が届く形に変えることを先に考え、力を足さないようにします。
小鼻の脇は、折った布を指の腹で支え、外側のくぼみへ軽く触れさせます。指先で布を尖らせて押し込んだり、鼻の穴へ入れたりしません。左右を同じ布で続けて往復するのではなく、一方へ当てて離し、もう一方へ当て直しましょう。
あごの下は、顔を少し上げて当てる場所を確認します。首まで一気になで下ろさず、水滴のある部分だけへ広い柔らかい面を添えます。生え際も、髪を引っ張りながら拭く必要はありません。髪をよけられる範囲で、皮膚へ軽く当てて水分を取ります。
目の周りは閉じたまぶたの上へ布をそっと添え、目を押し込まないようにします。目頭へ布の角を差し込んだり、まつ毛をつまんで拭いたりしないでください。目や鼻の内側まで乾かすことは、この工程の目的に含みません。
狭い場所へ当てるときにタグや厚い縫い目が表へ出てきたら、布を折り直します。同じタオルでも、折り方によって肌へ触れる部分は変わります。使いやすい面を選び直すほうが、届かない場所を無理に押し続けるより動作を整えやすくなります。
小さな水滴がどこにあるかは鏡で確かめ、触って探し続けないようにします。順番は頬、額、あご、細かな部分など覚えやすい流れにすると、同じ場所へ戻る回数を減らせます。この順番自体が肌に特別な効果をもたらすという意味ではありません。
4.水分が残るときは、力を増やさず乾いた面へ替える

軽く当てても水滴が残るときは、まずタオルの使用面を確認します。水分を吸った面をそのまま何度も当てていないでしょうか。タオルを広げて、まだ乾いている柔らかい面へ替え、その場所へもう一度そっと当てて離してみましょう。
全体が濡れていたら、顔を強く押さえ続けるより別の乾いたタオルを用意します。小さなタオルがすぐに濡れる場合は、次回は当てる面を替えられる大きさを選ぶ方法もあります。大きさを変えるときも、洗面台の床へ垂れたり扱いにくくなったりしないものにします。
布を替えても同じ場所に水滴が見えるなら、当てる面がそこへ届いているかを見ます。頬の上だけに触れて、小鼻の脇を覆えていない場合は、小さく折って接触する場所を変えます。強く押す、長く当てる、何度も往復するという調整を先に選ばないようにしましょう。
終わりの目安は、顔から滴る水分や大きな水滴が取れていることです。肌がきしむ、布とこすれて音がする、といった感触をゴールにしません。手のひらで何度もなでて完全に乾いたかを確認せず、鏡で残った水滴を見て、必要な場所だけ調整します。
赤み、ひりつき、痛みを感じるときは、拭く操作を止めます。力を弱めたら必ず続けてよい、と決めず、刺激が続く場合は皮膚科へ相談してください。タオルの変更だけで症状の原因が分かったり、治療ができたりするものではありません。
次回に見直す点は、「水分を吸った同じ面を使っていた」「タグが当たっていた」「布を離さず横へ動かしていた」など、実際の道具と動作で残します。一度にすべて変えるより、困った場面を一つ選ぶと、自分がこすりやすいタイミングも把握しやすくなります。
5.水分を取ったら保湿へ進み、使ったタオルを分けて置く

顔の水分を取ったら、使っている化粧品の表示に沿って保湿のお手入れへ進みます。タオルで何度も仕上げ拭きをするために、顔をそのまま長く置かないようにしましょう。洗顔前にお手入れ品も取りやすい位置へ出しておくと、移りやすくなります。
保湿剤の使う順番、量、肌が濡れていてよいかは製品によって異なります。タオルの拭き方の記事だけで、すべての化粧品の使い方を共通にしないことが大切です。いつもの表示を基準に、肌の様子を見ながら使ってください。
使ったタオルは、次に顔へ使う乾いたタオルと別の場所へ置きます。洗濯するものなら、タオルの洗濯表示に沿って扱いましょう。使用後に広げる場合も、未使用の一枚へ重ねたり、濡れた洗面ボウルの中へ戻したりしない置き方を選びます。
家族と洗面台を共有している場合は、顔用の一枚の置き場所を分ける、使ったら洗濯用のかごへ移すなど、見分けやすい方法にします。色や置く段を分けても構いません。乾いた面を探すたびに、どれを誰が使ったか考えなくて済む配置を目指しましょう。
タオルの使い方を覚えるために特別なマッサージを足す必要はありません。柔らかい面を用意する、肌へ当てたまま滑らせない、水分を吸った面から乾いた面へ替える。この三つを普段の洗顔後に取り入れてみてください。
肌のお手入れ全体を整理したいときは、スキンケアのノウハウ一覧も参考になります。今日から一つ直すなら、洗顔前にタオルの定位置を決めることから。拭く瞬間だけに気をつけるより、準備から使い終わりまでの流れを整えやすくなります。




















