
スティックアイシャドウの使い方|芯の出し方・まぶたへの塗り方・ぼかす順番

スティックアイシャドウを初めて使う日は、まず芯を出すところからゆっくり始めましょう。まぶたへ直接塗れる品でも、長く出した芯を強く押し当てる必要はありません。手持ち品の出し方を読み、色を置く工程と、指で境目をなじませる工程を分けると、次にする動きが分かりやすくなります。
ここでは、固形の芯をくり出して使うアイシャドウを中心に、上まぶたへ一色をのせる流れを整理します。削るペンシル型や液体のチップ型は準備が異なります。図の色は実商品の発色見本ではなく、塗る位置と手の接点を示すためのもの。色や質感の好みに合わせ、まず一色で動きを確かめます。
1.固形のアイシャドウか、使える部位と容器を確かめる

スティックという名前でも、アイシャドウ、アイライナー、眉用では使用する部位と目的が違います。容器や外箱で目元に使うアイシャドウかを読み、上まぶたへ直接塗れるか、指に取る案内かを先に確かめます。似た太さの口紅やチークを、そのまま目元用へ置き換えないでください。
次に、くり出す構造か、削って使う構造かを見ます。底や胴を回す物、専用のシャープナーを使う物などで準備が変わります。削る必要のない容器へ刃を当てず、どこを持って動かすかを説明で確認しましょう。今回は、芯を少しずつくり出せる品を中心に扱います。
初めの一色は、広くのせたい色か、目元へ細く効かせたい色かを考えて選びます。淡い色でもパールの反射が強い物があり、容器で見た色だけではまぶたの見え方は決まりません。マットやパールなどの質感も、今日の仕上がりで選ぶ要素にできます。
下まぶたやまつ毛の際への使用例がある製品でも、別の一本まで同じ使い方とは限りません。最初は上まぶたの見渡せる面で工程を覚え、目の中や粘膜へ入れないようにします。目元へ異常がある日は、色を薄くする工夫で使い続けず使用を控えます。
アイシャドウベースを重ねたいときは、双方の使う順番と対応する質感を読みます。スティックだからベースが必ず必要、または必ず不要、とは決めません。ベース自体の選び方は、アイシャドウベースの使い方で別の工程として整理しています。
両端を使う容器なら、色の付いた芯とスポンジなどの塗布具を開ける前に見分けます。キャップの色だけに頼らず、どちらが何のための端かを確かめましょう。片方の芯を出したまま持ち替えず、今使う側だけを開けると、手元を落ち着かせやすくなります。
2.芯は表示の長さだけ出し、容器を安定して持つ

手を清潔にし、容器を持つ指に水分が残っていれば拭きます。キャップを外して先端を見てから、指定された部分をゆっくり回しましょう。くり出す長さは製品の案内へ合わせ、別のスティックで覚えた数字を一律に使わないようにします。
芯を長く出すことは、一度に広く塗る方法ではありません。やわらかい固形芯は、先端だけでなく容器から出た部分も支えが少ない状態です。説明以上に長く出したまま斜めに力をかけず、必要な長さを確認してから顔へ運びます。
写真では、芯の先端と、それを囲む容器の縁を見分けます。どこから芯が出ているかが見えると、キャップの内側へ触れそうな高さも確認できます。ただし写真内の長さを定規代わりにせず、実際の一本の表示を基準にしてください。

先端を指でつまんで引き出したり、爪で形を削り整えたりはしません。丸い芯、斜めの面などの形も製品の設計です。使う面が分からないときは説明を読み、アイライナーのような細い尖りへ自分で作り替えないようにします。
容器は鉛筆を持つように、無理なく向きを変えられる位置で支えます。指を芯のすぐ脇へ置き過ぎず、回転させる部分を誤って動かしていないかも見ましょう。握り込んで手首を固めるより、肌へ軽く触れた後に手を離せる持ち方を探します。
回しても出ない、戻せない、芯が折れているなど、いつもと違う状態なら塗布を始めません。温めて溶かす、針でほじる、水や油を足すといった調整はせず、容器の説明に沿って確認します。くり戻せない構造もあるので、初回から大きく回し過ぎないことが大切です。
3.上まぶたへ軽くのせ、広げ過ぎる前に手を離す

鏡は、上まぶたとスティックの先端が同時に見える位置へ置きます。視線を軽く下げるか、片目を無理のない範囲で閉じて塗る面を見せましょう。眉を強く上げたり、もう一方の手で皮膚を引っ張ったりする必要はありません。
直接塗る案内のある品は、芯の面を上まぶたへ軽く当て、色を置きたい範囲へ短く動かします。まずは見える狭い面から始め、眉の近くまで一気に塗り広げないようにします。まつ毛の生え際を強くなぞることと、まぶたの面へ色を置くことは分けてください。
一度手を離し、色がどこまでのったかを見ます。まだ薄いからとすぐ何往復もする前に、この後に指でなじませる余地を残しましょう。芯の太さと同じ幅が、そのまま全員に似合う幅になるわけではありません。目を開けたときの見え方も確認します。
芯が引っかかる感じがする場合は、力を増やして押し進めず、いったん離します。使用前の土台、芯の状態、案内された使い方から外れていないかを見直します。肌が動くほどこすったり、まぶたを往復して芯を温めようとしたりしないでください。
指へ取って使う案内がある品は、その方法で少量をまぶたへ移します。直接塗る写真を見て、すべての品を同じ操作へ変える必要はありません。付属の塗布具が指定されていればそれを使い、道具や手を清潔にした上で進めます。
目へ近づける操作に慣れない日は、両目へまとめて塗ろうと急がず、まず片方で次のぼかしまで進めます。手が安定しないときは動きを止め、鏡と肘の位置を整えましょう。目へ向けて芯を突き出す持ち方を避け、見える所で軽く触れる動きを優先します。
4.清潔な指の腹で境目をなじませ、片目ずつ確認する

指でぼかせる品は、清潔で乾いた指の腹を使います。塗った色の外側の境目へ軽く触れ、短い動きでなじませましょう。爪先で線を削るのではなく、指の柔らかい面で触れることを意識します。色の中心を何度も往復して、全体を薄くする必要はありません。
塗布後に乾く前のぼかしを案内する製品なら、片目へ塗ってなじませてから反対へ進みます。両目へ塗り終えてから長く待つと動かしにくくなる物もあります。ただし、全品に同じ待ち時間を設けず、今使う品の順番とタイミングを読みます。
指先に色が集まったときは、その指で範囲を広げ続けず、手を離して確認します。別の色が残った指で触ると、何を足したかが分かりにくくなります。色の付いていない清潔な指の面を使えるようにし、目元へ触れる前に指の状態を見ましょう。
境目が気になる場合も、眉まで広く薄めることを目標にしません。最初に決めた範囲の端だけを整え、まつ毛の際や粘膜へ色を運ばないようにします。大粒の光沢がある品では、色と反射を分けて見て、光っている所を全て濃い塗り跡と判断しないことも大切です。
反対の目へ進んだら、片目だけを見続けず正面へ戻ります。自然に目を開け、左右で色の見える高さと強い境目を確認しましょう。まぶたの形は左右で異なることがあるため、閉じたときの幅を数値でそろえるより、開けた状態で好みの見え方を探します。
すでに動かしにくくなった色を、力でこすり続けないでください。必要な直し方は、その品が対応する方法へ合わせます。濃くなった所へさらに色を重ねて帳尻を合わせる前に、今日はどこだけ整えるかを決め、目元に使える落とし方も確認します。
5.色を足す場所を決め、芯とキャップを扱って終える

一色で仕上げる日は、鏡から少し離れて両目を見ます。薄く見える所があっても、すぐにまぶた全体をもう一周塗らず、足したい場所があるかを決めましょう。重ねられる案内のある品なら、狭い範囲へ少しずつ足し、再び境目を確認します。
二色を使う場合も、同時に全体へ広げず、まず一色の工程を終えます。明るい色と濃い色をどこへ分けるかは、二色のアイシャドウの配色と範囲も参考になります。パウダーの取り方を、固形芯の押し付け方へそのまま移さないようにしましょう。
使い終えたら、芯を戻せる構造かを確認します。戻す案内のある物は、キャップへ当たらない位置まで戻してから閉めます。キャップをかぶせる力で芯を押し戻したり、出したまま無理に押し込んだりはしません。容器の縁と先端が見える所で、閉める前に一度確かめます。

先端や容器の汚れは、製品が示す手入れの範囲で扱います。固形芯を水洗いしたり、消毒液を吹きかけたりする工程を独自に足さないでください。きちんと閉じて、直射日光や高温を避けるなどの保管表示へ合わせます。
落とすときは、手持ち品に対応するクレンジングや目元用リムーバーの案内に従います。落ちにくいからと乾いたティッシュで強くこすらず、使用できる部位と量、なじませ方を確認します。赤み、かゆみ、刺激などの異常があれば使用を中止し、注意事項に沿って対応してください。
次に試す日は、芯を出す長さ、塗る範囲、ぼかしへ進む順番のうち、今回迷った点を一つ振り返ります。慣れないうちから何色も増やすより、一色の明るさや質感を楽しむところから。目元へ力をかけず、置く、なじませる、離れて見るという区切りを自分の手順にしていきましょう。
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