
ハンドクリームの塗り方|手洗い後の準備・広げ方・指まわりの確認

手を洗った後、ハンドクリームを出して両手をこすり合わせたらおしまい。そんな使い方をしていると、手の甲には広がっていても、指の側面や爪の周りには触れていないことがあります。量を増やす前に、どこへ広げたかを見直してみましょう。
ここでは、手洗い後の普段の保湿を考えます。商品ごとの量や使用上の注意を確かめてから、手の甲、指、手のひらへ広げる一例を紹介します。特定のハンドクリームの使い方を代わりに示すものではありません。
1.手洗いの後、使う前の手と表示を確認する

手洗いを終えたら、清潔なタオルなどで水分を拭き取ってから、クリームを使う準備をします。手のひらだけでなく、指の間に水滴が残っていないかも見てください。指輪を着けている場合は、その下の水分にも気を配ります。
容器には、使う量、使える部位、使用を控える場面などが書かれています。同じ「ハンドクリーム」でも、化粧品と医薬部外品、医薬品では確認する表示が異なります。家族のものや以前使った品と同じ量でよいとは決めず、今使う一本の説明を読みましょう。
手指用の消毒液も使う場面では、消毒液を先に手全体へ行き渡らせ、十分に乾いてからハンドクリームへ進む方法が案内されています。濡れた消毒液とクリームを手の上で一緒に混ぜる使い方は避け、消毒液側の使い方も守ってください。
塗る時間は、毎回長く取らなくても構いません。たとえば外出先の手洗い後なら、容器を取り出し、手を拭き、表示に沿って使う、という流れを作っておくと取り入れやすくなります。回数を一律に決めるより、水を使った後や乾燥が気になる場面で、手肌と表示を確認する習慣を考えます。

洗面所で使うならタオルの近く、外出先でも使うならポーチの中など、自分が手を洗った後に取り出せる場所を考えてみてください。商品に書かれた保管条件を守りながら、使いたいときに容器が見つかる置き方を選びます。持ち歩き用を探す場合も、香りだけでなく、ふたの開閉や容器の大きさを使う場面と一緒に見ておきましょう。
2.表示に合う量を取り、手の甲へ広げる

量の目安がある商品は、その説明に合わせて取ります。写真のクリームの大きさを自分の一回量に置き換える必要はありません。容器の口径やクリームの硬さによって、同じ長さでも出る量は変わります。
手の甲から広げる場合は、片方の甲に取ったクリームを、反対の手の指の腹でやさしく伸ばします。両手の甲を軽く合わせて分け、その後で指の腹を使って全体へなじませる方法もあります。手の甲から指先へ、塗れていないところを確かめるつもりで動かしましょう。
白く残るところがあると、早く消そうとして強くこすりたくなるかもしれません。まずは同じ場所ばかり触っていないか見て、周囲へ広げます。すり込む強さを増やすことや、長い時間こすり続けることを目標にしないようにします。
片手の甲を塗ったら、反対側も同じように確認します。利き手でない側を動かすときは、手を机の上などで安定させると、広げたい場所を見ながら進められます。一つの決まった方向を厳密に守ることより、表示に沿った量を、手の甲と指先へ行き渡らせることを考えましょう。
出しすぎが気になるときは、次回から容器を押す動きを小さく区切り、取った量を確かめてから使います。チューブを最後まで一気に押し続けると、手に出る量を見ながら止めにくくなります。量の具体的な指定がある品は、その目安を基準にしてください。
指の動きにも注目します。甲の中央を往復するだけで終えていたら、次は指先へ進むところまでを一つの流れにします。反対の手に移る前に、一度両手を開いて見ると、片側だけで終わっていないかも確かめられます。すぐ手のひらを合わせてしまう人は、今日は甲と指の側面を見る、と確認する場所を一つ決めるところからでもよいでしょう。
3.指の側面・間・爪の周りを確かめる

次に指を一本ずつ見ます。指を軽く曲げ、反対の親指の腹などを使って、つけ根から指先へやさしくなじませます。指の表側だけでなく、隣の指と接する側面にも触れているかを確かめてください。
爪の周りは、指先を軽く支えながら、爪と皮膚の境目の外側へなじませます。爪の下へクリームを押し込んだり、甘皮を押したりする工程ではありません。引っかかる皮膚を引っ張らず、無理なく触れられる範囲にとどめます。
指の間には、指を軽く組み合わせて広げる方法があります。関節を反らせるほど強く組まず、動かせる範囲で行います。手のひらにもなじませ、最後に両手を開いて、手の甲、指先、側面の順に見直しましょう。
塗る順番にはいくつかの方法があります。ここで紹介する甲から指へという流れは、確認する場所を忘れにくくするための一例です。使う商品の説明に別の手順がある場合はそちらを優先し、順番を守るために必要以上に手をこすらないようにしてください。
指先まで触れたつもりでも、親指だけ動かしていなかった、手のひら側にだけ広がっていた、ということも考えられます。塗る場所を増やすときは、まず一本の指を見てから隣へ進みます。左右を何度も行き来するより、片手の指を順に確認してから反対の手に替えると、自分がどこまで進んだかを覚えておきやすくなります。
爪の周りへ伸ばすときも、新しく多量のクリームを足す工程と考える必要はありません。すでに取った分を広げ、量を足すかどうかは商品の目安と塗った範囲を見て考えます。目に見える白いクリームを爪の周りに残すことを、仕上がりの目標にはしないようにしましょう。
4.塗った後の作業に合わせて使う

塗り終えたら、すぐに何をするかも考えます。クリームがついた手で滑りやすい調理器具や食器を持つ場面では、落とさないよう注意が必要です。塗る量や時間を、作業の合間に合わせて考えておきましょう。
香りを楽しめるハンドクリームもありますが、調理や食事の準備の前には、食品へ香りが移ることにも気を配ります。香りがあるから手肌に合う、天然由来だから誰でも使える、と判断することもできません。好みの香りと、使う場面、使用中の手肌の様子を分けて確かめます。

日やけ止めも手に使う場合は、一般的にはハンドクリームを先に、日やけ止めを後に使う順序が案内されています。ただし、それぞれの商品に使用順の指定がある場合は、表示を確認してください。二つを手の上で混ぜて一度に塗る方法へ置き換えないようにします。
手洗い後に使う一本を選ぶときは、容量や香りだけでなく、持ち歩くか、自宅に置くか、どんな作業の後に使うかも考えられます。使い方を続けるうちに気になることがあれば、量を足し続けて調整する前に、容器の注意と手肌の状態を見直しましょう。
手洗いをした後は、前に塗ったときと同じように、今の手の水分や表示を見てから使います。前回の量を覚えておくことは役立ちますが、日中の手洗い、家事の合間、外出前では、この後の作業が違います。自分に合う場面を見つけたら、「帰宅後、手を拭いてから」「寝る支度のとき」など、使いたい時間と結びつけておくのも一つの方法です。
赤みやかゆみなどの異常が出た場合は、保湿の手順を工夫して使い続けず、商品の注意に従って使用をやめます。傷や湿疹などがある場所についても、使用できるかを表示で確認してください。普段の保湿で扱う範囲と、症状への対応は分けて考えます。
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